NEWS （04/12/09　17:35）

「IP GAU」v1.0

　Windows/Linux/Mac OS上で相互に通信可能なメッセンジャー「IP GAU」v1.0が公開された。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、Vine Linux 3.0、Red Hat Linux 9、Mac OS X（10.3）上でも動作する。現在、作者のホームページからダウンロードできる。動作には「Java 2 Runtime Environment, Standard Edition」v1.4以降が必要。

　「IP GAU」は、WindowsだけでなくLinux/Mac OS上でも動作し、異なるOS間でメッセージのやりとりができるソフト。メッセージの送信にはTCP/IPプロトコルを利用しており、本ソフトが通信時に利用する暗号化キーとポート番号が一致するユーザー同士でメッセージのやりとりができる仕組み。

　暗号化キーとポート番号が一致するユーザーがいる場合、自動で検出してリストアップしてくれるため、サーバー経由のメッセンジャーと異なりメンバー登録といった作業は不要。ユーザーの一覧は画面左下のボタンで呼び出せ、各ユーザーのIPアドレス一覧を表示できる。このとき、各ユーザーがあらかじめ設定画面でニックネームを登録していれば、ニックネームとIPアドレスが両方とも表示される。

　メッセージは暗号化した状態で送信され、メッセージのほかにファイルも送信することができる。JPEG/GIF/PNG形式の画像ファイルを送信すると、メッセージ画面にサムネイル画像がプレビュー表示されるのが特長だ。また、メッセージ内容やファイル送信といった通信ログは、インストールフォルダ内のテキストファイルに随時記録される。

　さらにクリッカブルURLに対応しているため、メッセージ中にURLが含まれている場合にすばやくWebページを表示可能。このソフトを利用すれば、異なるOSが稼働するパソコン同士でも手軽にメッセージを交換することができるだろう。

【著作権者】Project GAU
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0

□Project GAU
http://home.att.ne.jp/yellow/gau/
□窓の杜 - Java 2 Runtime Environment(JRE)
http://www.forest.impress.co.jp/lib/arc/runtime/runtimeapp/javaruntime.html

（中井 浩晶）