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警告を表示せずにファイルをダウンロードしてしまうIEの脆弱性、XP SP2も影響パッチ未公開、IEの“アクティブ スクリプト”機能をオフにして回避アメリカ・ジョージア州アトランタを拠点とするセキュリティベンダー会社Internet Security Systemsは14日(現地時間)、Windows XP SP2上のIEに、警告ダイアログを表示せずにファイルをダウンロードしてしまう脆弱性が存在することを公表した。 脆弱性の具体的内容は、スクリプト関数“onclick”で細工を施したWebページをIEで表示し、そのWebページ上のリンク以外の部分をクリックしただけで、攻撃者が指定したファイルをダウンロードしてしまうというもの。このとき、警告ダイアログが一切表示されないため、ユーザーはファイルをダウンロードしたことに気付かないという。 現在、Windows XP SP2に標準搭載されているIEのバージョンは、v6.0 SP2となっている。v6.0 SP2は旧バージョンと異なり、ファイルの自動ダウンロードを抑止する機能を搭載しているが、本脆弱性を悪用することでその機能さえも回避できるとのこと。 なお、本脆弱性を修正するパッチなどは公開されていないが、IEの“アクティブ スクリプト”機能をオフにすることで回避できる。
□ISS X-Force Database:ie-file-warning-bypass(18897): Microsoft Internet Explorer bypass file download warning (中井 浩晶)
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