MPEG/AVI形式などの動画を携帯電話上で再生可能な形式に変換できるソフト

手持ちの動画ファイルを3GP2/3GPPなどの携帯電話上で再生可能な形式に変換可能

「携帯動画変換君」

　MPEG/AVI形式などの動画を携帯電話上で再生可能な形式に変換できる「携帯動画変換君」v0.25が、20日に公開された。Windows NT/2000/XP以降の対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作には「QuickTime」v6.5以降が必要。

　「携帯動画変換君」は、MPEG/AVI形式などの動画ファイルを、携帯電話上で再生可能な3GP2/3GPPなどの形式に変換できるソフト。本ソフトで変換した3GPP/3GP2などのファイルをminiSDメモリカードなどに書き込み、NTTドコモの“FOMA”やauの“CDMA 1X WIN”対応端末などでメモリカードを読み込むと、変換した動画を携帯電話上で再生できるという。

　作者によると、パソコン側で読み込み可能な形式はMPEG/AVI/MOV/WMVとしているが、WMVファイルの変換時には動画のエンコード速度を高速化できるというスクリプト言語「AviSynth」v2.5以降をインストールする必要があるという。なお、「RealPlayer」のみで再生可能な形式には対応しないとのこと。出力可能な形式は3GP2/3GPP/MQVなどとなっており、“3GP2ファイル，音声AAC形式一般設定”などのあらかじめ用意されている全15種類の設定から出力形式を指定できる。

　また、出力する動画のビットレートや解像度を指定した設定ファイル“Transcoding.ini”をテキストエディターなどで編集し、任意のビットレートや解像度などで動画を出力することも可能。出力したファイルが携帯電話上でうまく再生できないときなどは、“Transcoding.ini”を直接編集して解像度などを調整すると、うまく再生できる場合もあるだろう。

　さらに作者のサイトでは、動画ファイルの再生時間が長い場合のみ変換が失敗したり、拡張子を変更するだけで変換後のファイルが再生できる場合もあるなど、変換時に発生する現象について説明されている。正しく動作しない場合は、作者サイト内の掲示板などで対応策を探したり、設定ファイルを編集するなどの対策を施してみよう。

【著作権者】Calcium　氏
【対応OS】Windows NT/2000/XP以降
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.25（05/01/20）