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NEWS (05/01/25 20:00)

光速宇宙船と地球の間で発生する時間のズレを表示できる時計ソフト「光時計」

アインシュタインの相対性理論に基づくタイムスリップを疑似体験

「光時計」v0.031
「光時計」v0.031
 光速宇宙船と地球の間で発生する時間のズレを表示できる時計ソフト「光時計」v0.031が、16日に公開された。Windows 95/98/Me/NT/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「光時計」は、光速宇宙船と地球の間で発生する時間のズレをシミュレートする時計ソフト。起動するとアイコン5×2個分程度の大きさのウィンドウが現れ、光速で航行中の宇宙船と地球上の時刻を比較表示する。

 比較する時刻は、光速で航行する宇宙船内にパソコンがあると仮定した場合の、宇宙船内で見たパソコンの時刻と、地球の時刻。また逆に、地球から見た船内パソコンの時刻と、地球の時刻を比較することも可能。設定画面で、宇宙船の航行速度を0.000000%~99.999999%の光速比で指定したり、時刻の表示フォントや色を変更することができる。

 本ソフトがシミュレートしている時間のズレは、『光速で航行する宇宙船内の時間経過は、地球上の時間経過よりも遅くなる』という、アインシュタインの相対性理論に基づく現象。たとえば、光速宇宙船で1年間宇宙を旅して地球に帰ってくると、地球では1年以上経過しているため、結果的に未来へタイムスリップしたことになるわけだ。現代科学では、光速宇宙船を建造できないため、本ソフトを利用してほんの少しでもタイムスリップを感じてみよう。

 なお、編集部にてWindows 2000/XPで試用したところ、Windows 2000上では正常に動作する一方、Windows XP上では設定項目を変更するまで時刻が表示されない不具合を確認している。


【著作権者】平山 剛司 氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.031(05/01/16)

□或阿呆の無謀な部屋_なのね
http://homepage3.nifty.com/hiraya/

(中井 浩晶)




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