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(05/01/27 20:45)
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「DivX」v6の新機能をいち早く体験できる「DivX Player Fusion Beta」が公開
サンプル動画や開発者向けキット、「DivX Pro Fusion Codec」の最新版も公開
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「DivX Player Fusion Beta」v2.9 |
アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ市のDivXNetworks, Inc.は26日(現地時間)、同社製メディアプレイヤー「DivX Player」のベータ版「DivX Player Fusion Beta」v2.9をリリースした。「DivX Player」v2.6からの変更点は、「DivX」v6シリーズで搭載される数々の新機能に対応したこと。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XPで動作を確認した。現在同社サイト“DivX Labs”から無償でダウンロードできる。
3月末にリリースされる予定の「DivX」v6では、1ファイルに複数の“タイトル”を格納できるようになる。“タイトル”とは、動画のまとまりを指す「DivX」の概念で、「DivX」v6ではタイトルごとに複数の音声トラックと字幕、チャプターを保持できる。またv6では、DVDのように動画を使ったメニュー画面を付加することも可能。
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DVD風の動きあるメニュー画面 |
そのほか、圧縮率・画質・動作速度の面でも改良が加えられており、同社によると高ビットレート時でおよそ20%、低ビットレート時ならばおよそ45%も圧縮率が向上するという。「DivX Player Fusion Beta」は、これらの新機能を活用して作られた動画を再生できる。
“DivX Labs”では新機能を利用したサンプル動画を公開しており、“Last Man Standing”というDIVXファイルを本ソフトで再生すると、約10秒のオープニングが流れたあとにDVD風の動きあるメニューが現れ、メニューをマウスクリックすると各タイトルの再生が始まる。
このサンプル動画で再生できるタイトルには、音声が3トラック、字幕が5種類納められており、プレイヤー画面上での右クリックメニューより任意に切り替え可能。オプション画面で、音声と字幕のデフォルト言語をあらかじめ設定しておくと、選択した言語が音声や字幕に含まれているときにその言語で再生できる。
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静止画をスライドショー形式で表示できる |
また“DivX Labs”には、新機能の活用例として、静止画をスライドショー形式で表示するDIVXファイルも置かれている。なお同社によると、「DivX Player Fusion Beta」は、プレイヤー画面へファイルをドラッグ&ドロップすると異常終了することがあるなどの不具合が残っているので注意。
そのほか、動画ソフト開発キット「DivX Fusion SDK」や、ビデオコーデックの最新ベータ版「DivX Pro Fusion Codec」Beta build 1461も、本ソフトと同日にリリースされている。「DivX Pro Fusion Codec」の最新版では、YV12方式の動画を正しく扱えない不具合や、動き補償技術“GMC”に関する不具合などが修正されている。
【著作権者】DivXNetworks, Inc.
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト(非商用利用のみ)
【バージョン】2.9(05/01/26)
□-~ DivX Labs ~-
http://labs.divx.com/
□DivX.com: The Official Site of DivX Video
http://www.divx.com/
□窓の杜 - 【NEWS】「DivX」v6の間近な登場を予感させる最新ベータ版「DivX Pro Fusion Codec」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/01/14/divxfusion.html
□窓の杜 - DivX
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/video/vdoenc/divx.html
(石川 敬峰)
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