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NEWS (05/01/27 13:40)

リアルタイムに曲調を変更できる自動作曲ソフト「Juice And Candy」

音の出現率で曲調が変化する仕組み、パラメーターの組み合わせはほぼ無限大

「Juice And Candy」v1.01b
「Juice And Candy」v1.01b
 リアルタイムに曲調を変更できる自動作曲ソフト「Juice And Candy」v1.01bが公開された。Windows 98以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XPで動作確認した。現在、作者のホームページからMIDI版とDirectMusic版をダウンロードでき、DirectMusic版の動作にはDirectX 9以降が必要。

 「Juice And Candy」は、音の出現率を調整することでリアルタイムに曲調を変更できる自動作曲ソフト。画面左下の[再生]ボタンを押すと演奏が始まるので、ウィンドウ内にあるスライドバーで各種パラメーターを調整して好みの曲調へ変えていこう。

 “構成音モーション”欄では、協和音・不協和音の出現率を“無心”“酔狂”“魅惑”といった14種類のパラメーターで調整できる。各パラメーターは作者が協和音・不協和音のイメージを言葉に変換したもので、数値が大きいほど該当の協和音・不協和音の出現率が高まる。たとえば、“魅惑”の数値が大きければ大きいほど、魅惑を連想させる曲になる確率が高くなる。

 また“スケール”欄では、音階に含まれる各音の出現率を半音ごとに調整できる。つまり、“構成音モーション”のパラメーターでコード、“スケール”のパラメーターでメロディーが決定する仕組みだ。

 そのほか、曲のテンポは“テンポ・拍子・連結”欄に数値入力で指定し、リズムの変化は“リズム・対比・自動転調”欄のスライドバーなどで調整できる。なお、本ソフトは曲を録音する機能を搭載していないが、各パラメーターの数値を独自形式のファイルに保存しておける。パラメーターの組み合わせは、ほぼ無限大にあるといえるので、リアルタイムに曲調を変更できる特長を活かして、さまざまなフレーズを生み出してみよう。


【著作権者】鵜飼 利彦 氏
【対応OS】Windows 98以降(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.01b

□JuiceAndCandyのホームページ
http://www016.upp.so-net.ne.jp/pchicken/

(中井 浩晶)




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