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NEWS (05/02/14 19:05)

上下左右がつながった球体型の仮想デスクトップ空間を作成できる「SphereXP」

空間内の自由な位置にウィンドウやデスクトップアイコンを配置できるのが楽しい

「SphereXP」v0.81.0.0 public beta
「SphereXP」v0.81.0.0 public beta
 横800×縦600ピクセルのウィンドウを数百枚以上並べられる大きさの、上下左右がつながった球体型の仮想デスクトップ空間を作成できるソフト「SphereXP」v0.81.0.0 public betaが、1月31日に公開された。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作には「.NET Framework」v1.1が必要。

 「SphereXP」は、上下左右の端がつながった球体型の仮想デスクトップ空間を作成し、その空間内にウィンドウやデスクトップアイコンを配置できるソフト。仮想空間は、横800×縦600ピクセルのウィンドウを数百枚以上、その表面に並べられるサイズだ。

 起動すると、タスクバー以外の全領域の表示が2Dから3Dに切り替わり、現在開いているウィンドウやデスクトップアイコンが、奥行きや傾きのついた状態で表示される。このとき、ウィンドウは現在表示している画面の中央に少しずつずれながら重なって表示され、デスクトップアイコンは現在表示中の画面左上に並んで表示される。なおウィンドウやデスクトップアイコンは、球体表面に張りついた状態ではなく、球体内部の空間に浮かんだ状態で配置される仕組み。

 背景上での右ドラッグにより、画面を任意の方向へスクロールさせることが可能。またウィンドウやデスクトップアイコンは、通常どおりドラッグ操作で上下左右好きな方向へ動かすことができ、ドラッグにショートカットキーを組み合わせれば立体的に回転させたり、奥行き方向あるいは手前方向へ移動させることもできる。

 3D化されたウィンドウは、そのままではキー入力などの操作は行えないが、3Dウィンドウをダブルクリックするとウィンドウがアクティブになり、操作可能となる。ウィンドウを再び3D化するには、[Ctrl]+[W]キーを押せばよい。またデスクトップアイコンも、ダブルクリックにより通常同様ソフトを起動したりファイルを開くことが可能。なおデスクトップ上のアイコンのうち、マイドキュメントやゴミ箱などのアイコンは非表示となる仕様で、ファイルやショートカットのアイコンのみ表示される。

 そのほか、画面右下には仮想空間を示す小さな球体がワイヤーフレームで描かれており、その内側には仮想空間内に配置された全ウィンドウが縮小表示されている。[Tab]キーを押し続けると、この球体がそのまま画面いっぱいのサイズまで巨大化し、さらに右ドラッグで回転させれば色々な角度から眺められるため、仮想空間内に配置された各ウィンドウの現在位置を把握することが可能。


【著作権者】Dusan Hamar 氏
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.81.0.0 public beta(05/01/31)

□@hamar.sk
http://www.hamar.sk/

(石川 敬峰)




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