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NEWS (05/02/18 19:45)

色調や表組みなどからWebページの利用のしやすさを検証できるIEプラグイン

色覚特性による見え方の違いをシミュレートすることも可能

「Web Accessibility Toolbar」v1.2 日本語版
「Web Accessibility Toolbar」v1.2 日本語版
 Webページの利用のしやすさを色調や表組みなど様々な角度から検証できるIE専用プラグイン「Web Accessibility Toolbar」v1.2 日本語版が、16日に公開された。Windows 98/Me/NT/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「Web Accessibility Toolbar」は、どのような環境・ユーザーでも利用しやすい、バリアフリーなWebページの作成を支援するWebアクセシビリティ検証ソフト。IEのプラグインとして動作する。インストールすると、IEのツールバーに[画像と色][ドキュメント][シミュレーション]といったボタンが追加され、ボタン右側の“▼”マークを押すと開くメニューから様々な検証作業が可能。

 たとえば[ドキュメント]メニューでは、現在開いているWebページの表組みをすべて省略して線形化し、ページを再表示できる。音声読み上げソフトは、ページ内のテキスト内容を線形的に読み上げていくため、線形化したページを見れば、音声読み上げソフト利用時に意味がとおる順番でテキストが並んでいるか確認可能。そのほか、文字化けの原因となる機種依存文字や半角カナの有無などもチェックできる。

 [シミュレーション]メニューでは、たとえば赤と緑が識別できない色覚特性のあるユーザーや白内障のユーザーにとって、現在表示中のWebページがどのように見えるのかをシミュレートできる。Webページをグレースケールで表示することもでき、情報を色だけで伝えていないかの検証が可能。また[画像と色]メニューでは、画像を表示しないユーザーのためにALTテキストが設定されているかなどのチェックが行える。

 さらに、“HTML-lint”や“W3C”などのWebサービスを使ってHTML/CSSの構文をチェックしたり、CSSやIEプラグインの無効化など、多様な検証手段が用意されている。そのほかアクセシビリティ検証ツールの配布サイトや、アクセシビリティガイドラインの掲載サイトへのリンク集も備える。


【著作権者】Jun 氏、National Information and Library Service
【対応OS】Windows 98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(個人かつ非商用利用のみ)
【バージョン】1.2 日本語版(05/02/16)

□Wrong HTML
http://html.idena.jp/
□National Information and Library Service(英語版のダウンロードページ)
http://www.nils.org.au/

(石川 敬峰)




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