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NEWS (05/03/03 15:45)

P2P技術を利用して地震情報をリアルタイムに共有「P2P地震情報 for Peer」

ユーザーからの地震情報でどこよりも早い地震速報を確認できる

「P2P地震情報 for Peer」Beta 1 / Revision 1052
「P2P地震情報 for Peer」Beta 1 / Revision 1052
 P2P技術を利用して地震情報をリアルタイムに共有できる「P2P地震情報 for Peer」Beta 1 / Revision 1052が、2月23日に公開された。Windows 98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。動作には、VB 6.0ランタイムのインストールに加えて、データ送受信時に使用する特定ポートを開ける必要がある。

 「P2P地震情報 for Peer」は、気象庁が配信する地震情報をティッカー表示したり、P2P技術を利用して地震情報をユーザー間でリアルタイム共有できるソフト。まず初回起動時に、自分の住んでいる地域や、サーバー接続のタイムアウト時間などを指定しよう。

 初期設定が終わるとタスクトレイに常駐し、気象庁のサーバーから該当地域の地震情報を受信したときのみ、デスクトップ最上部に地震の発生日時や震度、津波の有無などをティッカー表示する。

 またユーザーが地震による“揺れ”を感じたときは、タスクトレイアイコンをクリックするだけで、本ソフトの全ユーザーに対して自地域に地震があったことを配信可能。同時に、他ユーザーからの地震情報を受信するため、どこよりも早い地震速報を確認できる仕組みだ。

 ユーザーからの地震情報を受信すると、日本地図の描かれたウィンドウが別途開き、各都道府県ごとに何人揺れを感じたか数値で表示する。ただし誤報を避けるために、この日本地図ウィンドウはユーザーからの地震情報が一定数に達したときにだけ現れる。

 そのほか、チャット機能も搭載しており、地震発生直後にユーザー同士で情報を交換するのに便利だ。本ソフトを利用すれば、ユーザーからの地震情報をもとにおおよその震源地を推測することが可能。また、その地震情報の正確性はユーザーが多ければ多いほど増すため、友人知人を誘って利用してみよう。


【著作権者】たくや 氏
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】Beta 1 / Revision 1052(05/02/23)

□P2P地震情報 - 地震情報を自動でチェック
http://www11.plala.or.jp/taknet/p2pquake/
□窓の杜 - Visual Basic 6.0 ランタイム
http://www.forest.impress.co.jp/lib/arc/runtime/runtimeapp/vb6runtime.html

(中井 浩晶)




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