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日本語による全文検索機能が強化された「Googleデスクトップ検索」β版が公開ローカルPC内の文書やメール、マルチメディアファイルを日本語で検索できる
今回公開された日本語ベータ版では、日本語による全文検索が可能。また、今月7日にリリースされた英語正式版の機能も含んでおり、PDF文書の検索や、アーティスト名や曲名などのタグ情報によるマルチメディアファイルの検索が行える。さらに、同社製の「Google Deskbar」風にデスクトップのタスクバーへ検索欄を追加したり、あるいはタスクバーから検索欄を切り離してデスクトップ上の好きな場所へ配置する機能なども加えられている。 昨年10月リリースの英語ベータ版では、Office文書やIEキャッシュ、文字コードがUTF-8のテキストなどは日本語で検索できたが、メールやUTF-8以外の文字コードで記述されたテキストなどは日本語で検索できなかった。しかし、今回の日本語ベータ版を編集部にてWindows XPで試用したところ、「Outlook Express」のメールやUTF-8以外の文字コードで記述されたテキストも日本語で全文検索できることを確認した。 「Googleデスクトップ検索」は、各種のローカルファイルをローカルPC内で素早く検索できるデスクトップ検索ソフト。ファイル名検索と全文検索を同時に行えるのが特長。インストールするとタスクトレイに常駐し、PCが使われていない時間を利用して、自動的にファイル情報のインデックスを作成する。 タスクバーなどにある検索欄へキーワードを入力すると、通常使用するWebブラウザーが起動し、キーワードをインターネット検索した結果ページが表示される。結果の1行目にはローカル検索の結果が表示されているので、ここをクリックすると、ローカルのみの検索結果がWebブラウザー上に表示される仕組み。あとはリンクをクリックすれば、当該ファイルをOSに関連付けられたソフトで開ける。なお設定により、タスクバー検索欄から行ったローカル検索の結果を、ただちに通常使用するWebブラウザーで表示することも可能。 検索できるファイルの種類は多岐に渡り、文書ファイルでは「MS Word」「MS Excel」「MS PowerPoint」などのOffice文書、テキストやPDF/HTML文書を検索できる。メール検索では、「Outlook Express」v5以降や「Outlook 2000」以降、「Netscape」v7.1以降、そして「Thunderbird」と「Mozilla」に対応。閲覧したWebページのキャッシュを検索する機能は、「Internet Explorer」v5以降や「Netscape」v7.1以降、あるいは「Firefox」で行える。 マルチメディアファイルについては、JPEG/GIF/PNG/BMP/PSD形式の画像、MP3/WMA/WAVE/AAC形式の音声、AVI/MPEG/WMV/MOV形式の動画などをファイル名で検索でき、一部ファイルではタグ情報やExif情報などのメタデータ検索も可能。「AOL Instant Messenger」v5や「AOL」v7以降のメッセージログも検索できるほか、公式ページで公開されているプラグインを追加することで、CHM形式のヘルプファイルや「OpenOffice.org」独自形式の文書なども検索できるようになる。
【著作権者】Google Inc.
□Google デスクトップ検索 - ダウンロード (石川 敬峰)
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