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マイクロソフト、緊急のWindows/IE/Word修正プログラムを含む月例パッチ合計8個の修正プログラム、危険性の高い脆弱性を修正するものが多く含まれる
Windows 2000 SP3/2000 SP4/XP SP1/XP XP2/Server 2003が対象の“MS05-019”は、TCP/IPプロトコルで不正なデータを送りつけられると、任意のコードが実行される脆弱性を修正するプログラム。“MS05-016”や“MS05-018”も、Windows 2000 SP3/2000 SP4/XP SP1/XP XP2/Server 2003が対象となる修正プログラムで、悪意のある文書ファイルを開くと任意のコードが実行される脆弱性や、攻撃者が実際にパソコンを操作することでローカルファイルが読み取られる脆弱性を修正する。“MS05-017”は“メッセージキュー”機能を呼び出す「Microsoft BizTalk Server」のようなサーバーソフトを利用していると、リモートで任意のコードが実行される脆弱性を修正するプログラムで、Windows 2000 SP3/2000 SP4/XP SP1上が対象となる。 また“MS05-020”はIEの累積的修正プログラムで、悪意のあるWebページを閲覧しただけで任意のコードが実行される脆弱性を修正する。対象となるのは、Windows 2000 SP3上のIE 5.01 SP3、Windows 2000 SP4上のIE 5.01 SP4、Windows 2000 SP3/2000 SP4/XP SP1上のIE 6 SP1、Windows XP SP2上のIE 6(6.0.2900.2180)、Windows Server 2003上のIE 6(6.0.3790.0)。 “MS05-023”は、悪意のある文書を開くと任意のコードが実行されるという「Microsoft Word」の脆弱性を修正するプログラムで、「Microsoft Word」2000/2002/2003および「Microsoft Works Suite」2001/2002/2003/2004が対象となる。また、「Microsoft Exchange」2000 SP3/Server 2003/Server 2003 SP1が対象の“MS05-021”は、不正なリクエストにより任意のコードが実行される脆弱性を修正するもの。 そのほか“MS05-022”は、「MSN Messenger」の旧バージョンであるv6.2が対象となる修正プログラムで、悪意のある画像を受信すると任意のコードが実行される脆弱性が修正される。また、最新版であるv7.0は同脆弱性の影響を受けないため、v7.0へアップデートする方法もある。 なお、“MS05-016”“MS05-017”“MS05-018”“MS05-019”“MS05-020”で修正される脆弱性はWindows 98/Meも影響を受けるが、現時点で修正プログラムは用意されていない。
□Microsoft Security ホーム (中井 浩晶)
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