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NEWS (05/04/19 16:35)

マイクロソフト、セキュリティ対策を施した「Windows Server 2003 SP1」を公開

ファイヤーウォールやバッファ・オーバーフロー防止機能などが搭載

「Windows Server 2003 Service Pack 1」のページ
「Windows Server 2003 Service Pack 1」のページ
 マイクロソフト(株)は19日、Windows Server 2003専用の累積的なアップデートプログラム集「Windows Server 2003 Service Pack 1」(以下、WS2003 SP1)の日本語版を公開した。現在同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。また同社のWebサイトでは、ダウンロード版と同じWS2003 SP1を収録したCD-ROMを1,050円(税込み)で送付するサービスを受け付けており、5月9日以降の出荷を予定しているとのこと。

 WS2003 SP1では、累積的なアップデートのほか、Windows XP SP2と同様のセキュリティ強化が図られており、悪意のあるコードによるバッファ・オーバーフロー攻撃を防ぐ“データ実行防止”機能が実装された。同機能は初期状態でONになっており、例外リストに登録することで特定プログラムやサービスを対象から除外することも可能。

 また、ファイヤーウォール機能も追加された。ただしサーバー用OSであるため、Windows XP SP2とは異なり、初期状態では無効になっている。そのほか、ネットワークを介したアプリケーション同士の通信を可能にする技術“Distributed Component Object Model”(DCOM)のセキュリティも強化された。

 WS2003 SP1独自の変更点としては、ウィザード形式で未使用サービスや不要ポートの無効化、ポートのIPアドレス制限などが行え、攻撃を受ける可能性を軽減できる“セキュリティの構成ウィザード”機能も追加された。なおWS2003 SP1では、インターネットに接続するだけで感染するワームへの対策として、WS2003 SP1導入直後は自動でファイヤーウォールが有効化され、全アップデート適用後にファイヤーウォールが無効化される仕様となっている。


□Windows Server 2003 Service Pack 1
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/downloads/servicepacks/sp1/
□Windows Server 2003 Service Pack 1 (SP1) 早わかりガイド
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2003/sp1guide/

(石川 敬峰)




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