フォルダ内の画像に続いてサブフォルダ内も連続表示可能な「IrfanView」v3.97

ツールバー上のボタンにより動画を10％刻みで拡大・縮小表示する機能も追加

「IrfanView」v3.97

　多くのファイル形式に対応する画像ビューワー「IrfanView」が22日、v3.97にバージョンアップした。主な変更点は、フォルダ内の画像をスライドショー風に連続表示する機能が強化されたこと。v3.97では［Space］と［BackSpace］キーで画像を連続閲覧中に、最初または最後の画像に到達した時点で、フォルダ内にあるサブフォルダ一覧がリスト表示されたダイアログが現れるようになった。このダイアログでいずれかのサブフォルダを指定すれば、続けてそのサブフォルダ内の画像を連続表示できる。

　また、ツールバーの［Zoom in］［Zoom out］ボタンにより、静止画だけでなく動画も10％刻みで拡大・縮小表示できるようになった。さらに、画像の全画面表示時に［1］～［4］キーで表示方法を切り替える機能も追加された。具体的には、等倍表示・大きな画像だけ縮小表示・縦横比は保ったまま全画像を全画面サイズにリサイズ・縦横比は無視して全画像を全画面サイズにリサイズ、という4種類から指定できる。マルチモニター環境では、複数のデスクトップ画面を最大限に利用して全画面表示することも可能。

　プラグイン関連も機能追加があり、v3.97対応のプラグイン集を導入すれば、メーカーや製品ごとに異なるデジカメのRAW画像を包括して扱うためにAdobe社が策定した画像形式“DNG”や、3D CGソフト「Softimage」のPIC形式などを表示できる。そのほか、PNG画像保存時に最適化を施してファイルサイズを削減することも可能となった。

　本ソフトはWindows 95/98/Me/NT/2000/XP/Server 2003に対応するフリーソフトで、寄付歓迎とのこと。現在、作者のホームページや窓の杜からダウンロードできる。

【著作権者】Irfan Skiljan　氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Server 2003
【ソフト種別】フリーソフト（非商用利用のみ、寄付歓迎）
【バージョン】3.97（05/04/22）