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サイトごとにセキュリティ設定とWebエンジンを自動切り替え「Netscape」v8危険なサイト閲覧時は自動でセキュリティのレベルが上がるため、安全性が向上
「Netscape Browser」は、同社製Webブラウザー“Netscape”シリーズの最新版で、「Firefox」をベースに作成されている。v8シリーズの主な変更点は、Web表示エンジンを従来のGeckoだけでなく、Windows内蔵のIEコンポーネントに切り替えられるようになったこと。タブごとに別のエンジンを利用することも可能。 さらに、JavaスクリプトやCookieなどのセキュリティに関わる設定をサイトごとに自動変更する機能も追加された。同社サーバーから、スパイウェアやフィッシング詐欺などとの関係が疑われるサイトを記した“ブラックリスト”と、米VeriSignや米TRUSTeが安全であると認めたサイトを記した“ホワイトリスト”を定期的に自動取得し、これらのリストをもとにサイトの安全性を判断する仕組み。 たとえば、安全であると判断されたサイトは表示の互換性保持のためIEエンジンで表示し、リストにないサイトはGeckoエンジンで表示、危険なサイトはJavaスクリプトやCookieなどの機能をOFFにして表示、といった具合にセキュリティ設定とWeb表示エンジンを自動で切り替えられる。サイト設定は手動でも変更でき、変更した設定は自動保存される。そのほか、ツールバーにRSS対応サイトの記事タイトルを表示する機能や、Webフォーム自動入力機能などが追加された。 v8.0からv8.0.1への変更点は公式発表されていないが、「Firefox」や「Mozilla」などに関する情報サイト“mozillaZine”によると、脆弱性対策が「Firefox」v1.0.3相当から最新版のv1.0.4相当へ改められているとのこと。
【著作権者】Netscape Communications Corporation
□Netscape Browser (石川 敬峰)
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