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NEWS (05/06/10 20:55)

米MS、ドローソフト「Expression」の後継となる“Acrylic”ベータ版を無償公開

ドローソフトながらペイントソフト風の使用も可能

「Microsoft Code Named Acrylic」
「Microsoft Code Named Acrylic」
 米Microsoft Corporation(以下、MS)は、人気ドローソフト「Expression」シリーズの後継ソフトとなる「Microsoft Code Named Acrylic」の英語ベータ版を公開した。Windows XPに対応し、現在同社のホームページから無償でダウンロードできる。なお本ベータ版は、今年の10月1日まで利用可能。また本ソフトをダウンロードするには、同社の認証サービス“.NET Passport”の登録が必要。

 「Microsoft Code Named Acrylic」は、「Expression」シリーズの後継ソフト。「Expression」は、中国のCreature House Ltd.が開発し、国内では2004年6月まで(株)ピーアンドエーが販売していたドローソフト。ビットマップデータやベクターデータの任意パーツにねじれなどの変形を加え、指定パスに沿わせる“スケルタルストローク”などのユニークな機能で人気が高かった。MSがCreature House Ltd.を買収後は「Expression」の英語版がMSのホームページで無償公開されていたが、今回“Acrylic”というコード名がつけられたベータ版として再リリースされた。

 レイヤー対応に対応しており、ドローソフトとして絵や図が描ける“Vector Layer”と、ペイントソフトの使用感でブラシやフィルター適用、画像補整などが行える“Pixel Layer”の2種類を使い分けられる。タブレットの筆圧感知に対応しており、Vector Layer上でもペイントソフト風に絵を描くことが可能。AI/BMP/JPEG/GIF/PNG/TIFF/PSD形式の画像を読み込め、上記形式のほかEPS/PDF形式でも画像を保存できる。


【著作権者】Microsoft Corporation
【対応OS】Windows XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】BETA 4.0d(build 684)

□Microsoft Acrylic Technology Preview - Home
http://www.microsoft.com/products/expression/

(石川 敬峰)




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