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NEWS (05/06/10 18:55)

ディスク上の物理的な位置により異なるHDDの読み書き速度を測定「HD_Speed」

書き込み速度を調べる際に測定ドライブを未フォーマット状態にするので注意

「HD_Speed」v1.4.2.50
「HD_Speed」v1.4.2.50
 ディスク上の物理的な位置により異なるHDDの読み込み速度を測定してグラフ表示できるほか、データの書き込みを実際に行って書き込み速度も測定できるソフト「HD_Speed」v1.4.2.50が、5月28日に公開された。Windows NT 4.0/2000/XP/Server 2003に対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「HD_Speed」は、論理ドライブまたは物理ドライブの全位置で読み書き速度を測定し、測定結果を折れ線グラフでリアルタイム表示できるソフト。記録媒体が円盤状のHDDでは、記録する位置により読み書き速度が異なる。本ソフトを使えば、ドライブの位置による読み書き速度の違いを折れ線グラフで確認できる。HDDのほか、CD/DVDやフロッピーディスク、メモリカードなど、ドライブとして認識できればいずれも測定可能。

 読み込み速度を測定するには、まず測定したい論理または物理ドライブを指定し、ラジオボタンで[Read]を選択しよう。次に[Start]ボタンを押すと、指定ドライブの開始位置から測定を始め、同時に折れ線グラフが描画される。測定開始位置を%単位で指定すれば、ドライブの途中から測定を始めることも可能だ。ドライブの最終位置まで測定し終わると、ただちに同じドライブの開始位置から測定を再開する。そのほか、測定結果をログに保存することも可能。

 なお、本ソフト実行中に他ソフトが測定中のドライブにアクセスすると精確な測定値が得られないので、可能な限り他ソフトを終了してから測定を開始しよう。

 またドライブへの書き込み速度も測定できるが、その際に本ソフトは測定対象の物理または論理ドライブ内の全データを破壊し、未フォーマット状態にしてしまう。書き込み速度を測定しようとすると確認ダイアログが表示されるうえ、“DESTROY DATA”とキー入力しないと測定を開始できない仕様になっているが、自己責任において注意して使用してほしい。書き込み速度を測定する際は未使用のドライブで測定するか、データのバックアップを取っておくことを強くお勧めする。


【著作権者】SteelBytes
【対応OS】Windows NT 4.0/2000/XP/Server 2003
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.4.2.50(05/05/28)

□www.SteelBytes.com
http://www.steelbytes.com/

(長谷川 正太郎/石川 敬峰)




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