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P2Pファイル交換システム“BitTorrent”に対応の「Opera」プレビュー版が公開Opera社副社長は「Opera」v8.0公開時のサーバーダウンを例に挙げ有用性を説明
BitTorrentは、ファイルを細かく分割して送受信するP2Pファイル交換システム。1つの相手からのみダウンロードするのではなく、複数の相手から分割ファイルを並行ダウンロードするため、安定かつ効率的にファイル交換できるのが特長。 本プレビュー版では、Webページ上でリンクされたTORRENTファイルをクリックすると分割ファイルのダウンロードを開始し、全分割ファイルを取得し終えるとファイルを自動結合する。また、他BitTorrentクライアントからの要求に応じて、入手した分割ファイルの配信も行う。 BitTorrentでは、ファイル配信を管理する“tracker”サーバーを利用するため違法なファイルのやり取りが発生しにくいと言われ、映画の宣伝動画を始めとする巨大ファイルの配布目的などで注目を集めている。しかし、現実にはソフトや動画などの違法な配布に利用された事例も数多い。 同社副社長のChristen Krogh氏は、今年4月の「Opera」v8.0公開時に毎秒100件以上のダウンロードで同社サーバーがダウンした例を挙げ、『BitTorrentにより、ユーザーはもう1つのダウンロード手段が得られる』と有用性を説明。また同社はBitTorrentで、Linuxなどのオープンソースのソフトやゲームデモなど、サイズが大きいファイルの合法的なダウンロードに利用してほしいと呼びかけている。 本プレビュー版ではそのほか、検索エンジンを定義するINIファイルに関する不具合の修正や、安定性の向上などの改良が施された。 Windows 95/98/Me/NT/2000/XPに対応し、広告を同ソフトのツールバー上に表示する代わりに無償で利用できるフリーソフトだが、シェアウェア登録料の39米ドルを支払えば広告を非表示にすることが可能。現在、同社のホームページからダウンロードできる。
【著作権者】Opera Software ASA
□Opera Software - Beta Testing (石川 敬峰)
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