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【第236回】
弓矢でリンゴを射抜く「William Tell Sideshow」弓矢の名手“ウィリアム・テル”を操作して頭の上のリンゴを射抜こう
(05/07/08)
インターネット上で公開されているゲームは、大手メーカーが制作・販売している大作から個人が趣味で制作し、無料で公開しているものまで、ジャンルや価格を問わず、さまざまなものが存在している。しかし、インターネット上で公開されるゲームの数が多すぎてしまい、どんな作品が存在し、どの作品が本当に面白いのか判断できずに困っている人も多いだろう。そこで“週末ゲーム”では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから選び抜いた良作を紹介していく。今回は、息子の頭の上に置かれているリンゴを弓矢で射抜く“ウィリアム・テル”をモチーフにしたゲーム「William Tell Sideshow」を紹介しよう。
操作は、上下のカーソルキーで矢を放つ角度を上下に調節し、スペースキーを押すと画面左上に表示されている弓を引く強さを示す横長のゲージが伸びて、キーを離すと矢を放つことができる。弓を引く強さを示すゲージの真下には風向きを示す横長のゲージが表示されており、ゲージが中央より右側に伸びていれば追い風、左側に伸びていれば向かい風となる。風向きによっては、放った矢がリンゴまで届かなかったり、勢いがつきすぎてリンゴの上を飛び越してしまうことがあるので、風向きの影響を考えながら矢の角度と弓を引く強さを調節しよう。
前半のステージでは、山なりの軌道を描くように矢を放って画面中央の障害物を避けていくだけで簡単にクリアできる。しかし、ゲームが進むと矢を跳ね返す壁を利用するステージや、矢を1本消費して息子の目の前に置かれた壁のスイッチを押すステージなど、一筋縄ではクリアできないステージが続いていく。また息子に矢を直撃させると、画面右上のダメージ量を示す赤色のゲージが伸び、その真下に表示されている息子の体力を示す緑色のゲージが減少する。一度でも息子に矢が当たると、それ以降は矢を外すごとに赤色のゲージ分だけ体力が減少し、体力がゼロになると矢が残っていてもゲームオーバーとなる。矢を弱く放つと風向きに影響されやすく、思ったところに飛んでいかない場合が多いので、できるだけ低い角度で強めに放つようにして、一発でリンゴを射抜けるようになろう。
見た目やルールは単純だが、矢の軌道を読む頭脳と的確な角度と強さで矢を放つテクニックの両方が要求されるため、甘く見ていると痛い目に遭うだろう。しかし、操作はとても簡単なので、各ステージの特長を把握して練習さえ繰り返せば、誰でも上達できるはずだ。本ゲームは、ライセンスキーを入力するまでは15ステージまでしかプレイできないが、作者ページ内に無料で公開されているライセンスキーを入力することで全50ステージをプレイすることが可能。難易度は少し高いかもしれないが、じっくりとプレイして全ステージクリアを目指してほしい。
【著作権者】Dale Krausnick 氏
□Lunchbox Games (豊臣 和孝)
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