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NEWS (05/07/27 18:30)

PCキーボードのみでピアノロールを入力できるMIDI専用シーケンサー「midiom」

カーソルキーと数字キーまたはファンクションキーでピアノロールにノートを入力

「midiom」v1.02 フリーウェア版
「midiom」v1.02 フリーウェア版
 PCのキーボードのみでピアノロールにノートを入力できるMIDI専用シーケンサーソフト「midiom」v1.02 フリーウェア版が、23日に公開された。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「midiom」は、縦軸が音程、横軸が時間を表す方眼状のピアノロール画面で、PCのキーボードのみを用いてノートを入力できるMIDI専用シーケンサーソフト。ピアノロール画面上の十字ポインターをカーソルキーで移動させて、ファンクションキーや数字キーでノートを入力していく仕組み。マウスなどのポインティングデバイスを使わずに済むので、ノートパソコンでも素早く正確にノートを入力可能だ。作成したデータは独自形式のほかSMF形式で保存できる。

 数字キーには強さの異なるベロシティーがそれぞれ割り当てられており、最小の[1]キーから最大の[0]キーまで徐々にベロシティーが強くなる。ファンクションキーにはノートの長さが割り当てられており[F1]キーが全音符、[F2]キーが付点2分音符といった具合に、ファンクションキーの数字が増えるごとに短いノートになってゆく。また、[Alt]キー+カーソルキーで入力済みのノートを移動させることも可能。もちろん、マウスでもノートを入力できる。

 さらに、ピアノロール画面下部に表示される棒グラフ形式の“コントロールビュー”領域では、“ペンツール”“ラインツール”“カーブツール”を使って、ピッチベンドやモジュレーションなどのデータをマウスのドラッグで入力可能。“カーブツール”を使えば、連続した棒グラフの頂点をマウスでなぞるだけで、なぞった範囲の棒グラフがカーブを描くようにデータを簡単に入力・補正できる。

 また、ノートの音程や長さ、ベロシティーなどを数値で入力する数値入力や、MIDI鍵盤によるステップ入力、リアルタイム入力も可能。そのほか、クオンタイズやグルーブクオンタイズ、トランスポーズなど基本的なシーケンサー機能を備える。

 なお作者ホームページでは、本ソフトの製品版を3,800円でダウンロード販売している。製品版では、フリーウェア版で入力1ポート、出力2ポートまでに制限されているMIDI入出力ポートが入力、出力ともに256ポートまで利用できるほか、他シーケンサーソフトや外部機器との同期機能や、ピアノロール上に別トラックのノートを重ねて表示できる機能などが追加されている。


【著作権者】mewlist 氏
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.02 フリーウェア版(05/07/23)

□mewlist
http://mewlist.com/

(長谷川 正太郎)




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