|
“タブ”ではなく“ツリー”で複数ページを管理するWebブラウザー「KIKI」ページ閲覧の履歴がツリーの親子関係として表示されるので再アクセスしやすい
「KIKI」は、HTML描画にIEコンポーネントを利用したWebブラウザー。ウィンドウ内に複数のWebページを開けるうえ、各ページを「Firefox」や「Opera」など多くのWebブラウザーで採用されている“タブ”ではなく、独自の“ツリー”でWebページを管理するのが大きな特長だ。 ウィンドウの構成は3ペインで、左上に表示中Webページを管理するツリー画面、左下にお気に入り、右側にWebページが表示される。ツリー画面以外はIEに似た外観とメニュー構成なので、IEユーザーなら馴染みやすいだろう。お気に入りもIEのものを直接利用できる。 本ソフトでは、[Shift]キーを押しながらのリンククリックや、ホイールクリックでリンクを開くと、リンク先のWebページが閲覧中のWebページを示すアイテムの子アイテムとしてツリーに追加される。これにより、リンクをたどってWebページ間を移動するときに、履歴がツリーの親子関係として残るという仕組み。1つのWebページから複数のWebページを開いた場合はツリーが分岐する。ツリー上のアイテムはドラッグ&ドロップにより自由に入れ替え可能だ。 ツリーアイテムごとに、通常の左クリックでも子アイテムとしてリンク先を開く“ページ固定”設定ができるので、サーチエンジンの検索結果やリンク集からたくさんのWebページを見て回る場合に便利。また、Webページを閉じるときは、子アイテムごと閉じる、子アイテムだけを閉じる、アクティブなツリーだけ残してほかを閉じる、といった閉じ方をメニューから選べる。アイテムごとにスクリプトやActiveXの実行などを切り替えるセキュリティ設定もある。 ツリー機能のほかにも、“Google”、“Yahoo!”など16種類の検索ページに対応し、ページの追加や削除も可能な検索ツールバー、マウスジェスチャーなど、IE代替ブラウザーとして十分な機能をもっている。ツリー型というユニークなページ管理方式に興味のある方は試してみてほしい。
【著作権者】ogi 氏
□ウェブブラウザー KIKI のホームページ (中村 友次郎)
|
|
|
|||||||||
トップページへ |