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NEWS (05/08/04 19:20)

米MS、“PowerToys”の新作となるフォルダ同期ソフト「SyncToy」Beta版を公開

新規作成・削除・上書き・リネーム操作されるファイル一覧をプレビュー可能

「SyncToy」Beta版のプレビュー画面
「SyncToy」Beta版のプレビュー画面
 
フォルダの同期方法を5種類から選択
フォルダの同期方法を5種類から選択
 米Microsoft Corporationは2日(現地時間)、Windows XPの使い勝手を向上させるアクセサリーツール集“PowerToys”の新作となる、フォルダ同期ソフト「SyncToy」のv1 英語Beta版を公開した。Windows XPに対応するフリーソフトで、現在同社のホームページからダウンロードできる。なお、ダウンロードするには“Windows Genuine Advantage”プログラムによる正規ユーザー認証が、また動作には「.NET Frameworks」v1.1がそれぞれ必要。

 「SyncToy」は、2つのフォルダの内容を同期できるソフト。2つ1組のフォルダを“ペア”として登録し、複数のペアをまとめて同期可能。プレビュー画面のリストでどのファイルを操作するか確認でき、新規作成・削除・上書き・リネーム対象がそれぞれ何件あるか事前に分かるのが特長。

 ペアの登録は、4ステップのウィザード形式で行う。第1ステップで“左フォルダ”を、第2ステップで“右フォルダ”をフォルダ参照ダイアログから指定。第3ステップでは、フォルダの同期方法を選ぶ。左右のフォルダ内容を一致させるものや、あるいは左フォルダで新規作成・更新されたファイルを右フォルダへ上書きコピーするが、ファイルの削除は行わないものなど5種類あるので、ラジオボタンで指定しよう。最後の第4ステップでペアの名前を入力すれば登録完了だ。

 メイン画面でペアを選択後、[Run]ボタンを押せばフォルダの同期がただちに行われるが、その前に[Preview]ボタンを押せば、プレビュー画面上で新規作成・削除・上書き・リネームを行うファイルの一覧と各操作の件数を確認可能。

 プレビュー画面上でファイルをダブルクリックすれば、OSに関連付けされたソフトでファイルが開き、また右クリックからファイルの収められたフォルダを開くこともできる。同期の対象から外したいファイルがあれば、リスト左端のチェックボックスをOFFにすればよい。

 ペア単位で設定が行え、同期の対象にするファイル拡張子を指定したり、上書きされたファイルをごみ箱へ移すかどうか選べるほか、特定のサブフォルダを対象外にすることも可能だ。

 Windowsのタスクスケジューラを利用することで、同期の自動実行も可能。なお編集部の複数PCにて本バージョンを試用したところ、一部の環境ではタスクスケジューラから同期を自動実行できなかった。


【著作権者】Microsoft Corporation
【対応OS】Windows XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0.0.49 Beta(05/08/02)

□Professional Photography Home Page
http://www.microsoft.com/windowsxp/using/digitalphotography/prophoto/

(石川 敬峰)




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