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NEWS (05/09/06 19:40)

米Trend Micro、統合セキュリティソフトの2006年版を期間限定でベータ公開

ウイルスとスパイウェアを一括検索可能になったほか、フィッシング対策も強化

「Trend Micro PC-cillin Internet Security 2006」ベータ版
「Trend Micro PC-cillin Internet Security 2006」ベータ版
 
フィッシング対策が強化
フィッシング対策が強化
 米Trend Micro Incorporatedは6日(現地時間、以下同)、同社製統合セキュリティソフトの2006年版となる「Trend Micro PC-cillin Internet Security 2006」のベータ版を、今月29日までの期間限定でリリースした。“PC-cillin Internet Security”シリーズは、ウイルス対策のほか、ファイヤーウォール、スパイウェア対策、スパムメール対策、個人情報保護などの各種機能を備えており、日本では“ウイルスバスター インターネット セキュリティ”として販売されている。

 本ソフトはWindows 98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、同社製品のベータ版を公開するサイト“TREND MICRO BETA Portal”からダウンロードできる。なおベータ版を入手するには、同サイトでユーザー登録後、同社から送られてくるユーザーアカウントでログインを行い、ベータ版の検証に参加することに同意して、対象ソフトに“PC-cillin”を選ぶ必要がある。またライセンスキーを入力するまでは30日間利用可能な評価版として動作し、ユーザー登録後に送られてくるライセンスキーを登録すれば総計90日間試用できる。

 「Trend Micro PC-cillin Internet Security 2006」の主な変更点は、これまで分かれていたウイルスとスパイウェアの手動検索が、一括して行えるようになったこと。またスパイウェアについては、リアルタイム検索と手動検索のほか、スケジュールによる定期検索も可能になった。さらに、本ソフトがスパイウェアと判定したソフトを例外リストに登録し、スパイウェアと判断しないようにユーザーが指定する機能も追加された。

 フィッシング対策も強化されており、有害サイトへのアクセスを制限する“URLフィルタ”機能の規制対象カテゴリーに“Phishing”が追加され、フィッシングサイトを開かないようにできるほか、フィッシング目的と判断したメールの件名へ“phish:”という文字列を追記することも可能。また今回より、他ファイヤーウォールソフトを使用しているユーザー向けに、ファイヤーウォールや無線LANパトロール機能などを省いてインストールすることもできるようになった。

 ツールバーをIEへ追加することもでき、現在閲覧しているサイトのカテゴリーを“Shopping/Auctions”“Gambling”といった具合にツールバー上へ表示したり、閲覧中のサイトを素早く規制対象に指定できる。さらに対話形式で設定を行う機能や、ドライバーのインストールなどで本ソフトや他ソフト、OSなどに問題が発生した際に、自動で直近の状態へ戻す機能も搭載。

 そのほか、メイン画面の設定項目が整理され、タスクトレイアイコンの右クリックでファイヤーウォール設定を切り替えられるようになるなど、細かな部分での使い勝手の向上も図られている。


【著作権者】Trend Micro Incorporated
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】14.0 External Beta Build(05/09/06)

□TREND MICRO BETA Portal
https://www.trendbeta.com/

(石川 敬峰)




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