検索が強化された「iTunes」v5.0と次世代動画形式対応の「QuickTime」v7が公開

「iTunes」では検索結果の絞り込み表示やプレイリストのフォルダ管理が可能

「iTunes for Windows」v5.0 日本語版

　アップルコンピュータ（株）は、音楽プレイヤー「iTunes for Windows」v5.0 日本語版を公開した。Windows 2000/XPに対応したフリーソフトで、現在同社のホームページからダウンロードできる。

　本バージョンでは、キーワード検索結果を“ポッドキャスト”、“ビデオ”などコンテンツの種類や“アーティスト名”、“アルバム名”などの検索対象で絞り込み表示する“検索バー”が追加され、検索結果を整理しやすくなった。また、画面左側の“ソース”欄にプレイリストを分類するための“フォルダ”を作成し、プレイリストを階層構造で管理できるようになっている。さらにシャッフル再生時に、同じアーティストやアルバムの曲が連続で再生される頻度を調整する“スマートシャッフル”機能が搭載された。

　iPodとの連係機能では、「Outolook」と「Outlook Express」の連絡先やカレンダーをiPodと同期する機能が追加されている。また、曲のプロパティに“歌詞”欄が追加され、入力した歌詞をiPodに転送できるようになった。

　そのほか、本ソフトの共有機能により配信される音楽や、“iTunes Music Store”、ポッドキャストへのアクセスを禁止したり、“iTunes Music Store”で一部の『露骨な』コンテンツを利用できなくする“ペアレンタルコントロール”機能が搭載された。また禁止した設定は勝手に解除されないようにパスワードでロックをかけることができる。

　なお、同梱される「QuickTime」はv7.0.2にバージョンアップしている。本バージョンではDVDの次世代版である“HD DVD”や“Blu-ray Disc”で採用が決まっているH.264形式の動画を再生できるようになり、最大24chまでのサラウンド再生に対応した。

【著作権者】Apple Computer, Inc.
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】5.0（05/09/08）