「Firefox」でリアルタイムに閲覧中Webページの文法をチェックするプラグイン

ソース表示でエラーを確認できるほかステータスバーにエラーの有無を○×表示

「HTML Validator (based on Tidy)」v0.7.1

ステータスバーアイコンのマウスオーバーでエラーや警告の数を表示

　「Firefox」上でリアルタイムに閲覧中Webページの文法チェックを行うプラグイン「HTML Validator (based on Tidy)」v0.7.1が、8日に公開された。「Firefox」1.0以降および「Mozilla」1.7以降に対応するフリーソフトで寄付を歓迎している。編集部にて試用したところWindows XP上の「Firefox」v1.0.6 日本語版および「Mozilla」v1.7.11 日本語版での動作を確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

　「HTML Validator (based on Tidy)」は、Web技術の標準化団体“W3C”で開発されたHTML文法チェックツール「HTML Tidy」をエンジンとして使用し、「Firefox」上でリアルタイムにHTMLの文法チェックを行えるプラグイン。別途「HTML Tidy」をインストールする必要はなく、「Firefox」のもつWebページ・HTMLソースの閲覧画面で文法チェックを行えるのが特長。

　本プラグインのインストール後は、Webページの閲覧中にリアルタイムで文法チェックが行われ、ソースを表示するとチェック結果を確認可能。ソース表示ウィンドウは、左下に文法チェックログ、右下にチェック結果の詳細が追加された3ペイン表示に変化する。チェックの結果には警告とエラーの2段階があり、チェックログ上で警告やエラーを選択すると、ソースペインの該当箇所にジャンプし、詳細ペインには警告やエラーの内容と対応策が英語で表示される。ローカル上などにある元のHTMLファイルを修正した場合は、［Ctrl］+［R］キーを押すと再チェック可能。

　またWebページの閲覧中は、文法チェック結果がステータスバーの右端にアイコンで簡易表示される。アイコンは緑色のチェックマークが“異常無し”、黄色の！印が“警告あり”、赤い×印が“エラーあり”の意味で、アイコンをマウスオーバーすると警告やエラーの数を表示可能。

　そのほか設定により、特定の警告やエラーをチェック対象から外すことも可能。また、文法チェックと同時に“W3C”のガイドラインに沿ったアクセシビリティのチェックも行える。

【著作権者】Marc Gueury　氏
【対応OS】（編集部にてWindows XPで動作確認）
【ソフト種別】フリーソフト（寄付歓迎）
【バージョン】0.7.1（05/09/08）