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Google、デジカメ画像を時系列で管理できる「Picasa」v2の日本語版を無料公開画像に任意の“ラベル”を付加して管理することも可能
「Picasa」は、デジカメ画像などの各種画像ファイルを時系列で管理できるソフト。初回起動時にHDD内もしくは指定フォルダ配下の画像をデータベース化すれば、取り込んだ画像を時系列に並べて一覧表示できる。JPEG/BMP/GIF/PNG/PSD/TIFFに加えてRAW形式の画像も取り込め、対応するRAW画像の拡張子はCRW/CR2(キヤノン)、NEF(ニコン)、ORF(オリンパス)、PEF(ペンタックス)、DCR(コダック)、SRF(ソニー)、MRW(コニカミノルタ)、RAF(富士写真フイルム)。 画面は2ペイン構成で、左ペインに画像を納めたフォルダがリスト表示され、右ペインに登録された全画像のサムネイルが一覧表示される。左ペインでフォルダを指定すると、右ペインのサムネイル一覧が上下にスクロールしてそのフォルダ内の画像を表示する仕組み。取り込み済み画像は、右クリックからOSに関連付けされたソフトで開ける。 そのほか独自の画像閲覧方法として、サムネイルを土星の輪のように環状に並べて3D表示する“タイムライン”モードがある。同モードでは画面が全画面表示に切り替わり、フォルダごとに積み重ねられたサムネイル群をマウス操作で滑らかにスライドさせられる。サムネイル群を選択すると、フォルダ内の画像を順次スライドショー表示できる。 時系列以外に、ユーザーが任意に決められる“ラベル”を画像に付加して、特定ラベルの画像を抽出するなどの画像管理も行える。画面右上の入力欄にキーワードを入れれば、ラベルや画像のファイル名、フォルダ名を検索し、該当する画像のみを一覧表示することが可能。 レタッチ機能も搭載しており、コントラストや明るさの自動調節、赤目補正、切り抜き、傾き補正などのほか、シャープやセピア、モノクロ、ソフトフォーカスなど12種類のフィルターを適用できる。なお、各画像への修正は本ソフト上でのみ有効で、元画像に修正は適用されない仕組みとなっているが、画像のエクスポートを行うことでレタッチ後の画像をJPEG形式で保存できる。 また、画像の活用手段が豊富に用意されており、Windowsマシンへセットするだけで画像をスライドショー再生し始めるCD/DVDを本ソフトのみでライティングしたり、スライドショー形式のスクリーンセーバーやAVI動画を作成することが可能。さらに、サムネイルをクリックすると画像が拡大するWebアルバムや、インスタントカメラの写真をテーブル上で無造作に並べたようなコラージュ画像、1つの画像を数枚の用紙に拡大印刷したポスターなども簡単に作れる。 そのほか、同社のWebメールサービス“Gmail”や、「Outlook Express」「Thunderbird」などのメールソフトで画像を添付したメール送信画面を開いたり、同社のBlogサービス“Blogger”へ投稿することも可能。なお、本ソフトはオンラインプリントの注文を行う機能も搭載されているが、現在日本で同機能に対応するサービスは開始されていない。
【著作権者】Google, Inc.
□Picasa (石川 敬峰)
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