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RSS配信の記事タイトルとURLを任意のメールソフトで受信できる「PopRss」日頃利用しているメールソフトでRSS記事をメールとして受信可能に
「PopRss」は、RSS配信の記事タイトルやURLなどをメールとして、任意のメールソフトで受信可能にするタスクトレイ常駐型ソフト。プロキシーサーバーとして動作し、本ソフトが取得したRSS記事を任意のメールソフトで受信する仕組みとなっている。設定画面を搭載していないため、同梱のXMLファイルをテキストエディターなどで編集して本ソフトの各種設定を行う。 まず、同梱ファイル“PopRss.xml”を開き、本ソフトとメールソフトが通信を行うためのポート番号を指定しよう。初期設定では110番となっており、他のプロキシーサーバーソフトで110番をすでに利用している場合は、メールソフトに対して開放するポート番号を変更する必要がある。 次に同梱ファイル“feedlist.xml”を開き、RSS記事を受信したい対象のWebサイトを登録しよう。同ファイルの内容はRSSリーダーでよく利用されるOPML形式となっており、一定の書式でWebサイトのURLや名前を記述していく。あらかじめ、本ソフト作者のWebサイトと、(有)サイトー企画のWebサイトが登録されているので、その書式にならって任意のWebサイトを追加すればよいだろう。 あとは、本ソフト経由でRSS記事を受信できるようにメールソフト側の設定を変更する。設定方法は利用しているメールソフトによって多少異なるが、POP3サーバーを“localhost”、POP3のポート番号を“PopRss.xml”で指定した番号に設定した新規アカウントを作成すればよい。アカウントのユーザー名やパスワードは、任意の文字列でよく、たとえば「秀丸メール」の場合は空欄でもRSS記事を受信できた。そのほか、受信したメールをサーバーから削除するように設定しておく必要がある。 メールソフトで受信したRSS記事のメールは、差出人がWebサイト名、件名が記事タイトル、本文が記事ページへのURLとなっている。また、RSSで配信される情報のなかに記事本文の一部も含まれている場合は、メール本文内に記事本文の一部が表示される。メールソフトのメール振り分け設定を利用すれば、RSS記事のメールをWebサイトごとにフォルダで管理することができるだろう。
【著作権者】S.Kohno 氏
□Musee d'Dimanche (中井 浩晶)
お詫びと訂正: 記事初出時に、受信したメールの本文にはRSS記事ページのURLのみが表示されるとお伝えしましたが、RSSで配信される情報のなかに記事本文の一部も含まれている場合は、メール本文内に記事本文の一部も表示されます。お詫びして訂正いたします。
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