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NEWS (05/10/04 12:10)

液晶ディスプレイの応答速度と拡大表示品質を目で見て“感覚的に”チェック

さまざまなタイプのチェック用図形画像をスクロール表示するソフト

「液晶応答速度&低解像度チェック」v1.00
「液晶応答速度&低解像度チェック」v1.00
 液晶ディスプレイの応答速度と拡大表示品質を、自分の目で見て感覚的にチェックできるソフト「液晶応答速度&低解像度チェック」v1.00が、9月21日に公開された。Windows 98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 液晶ディスプレイは原理上、CRTディスプレイに比べて画面が描き換わる速度が遅く、ゲームや動画再生など激しい動きのある表示を行うと残像が残る傾向がある。また、ディスプレイ自体の表示解像度がWindowsの解像度と異なる場合、表示の拡大や縮小が行われるため表示がぼけることがある。描き換え速度は仕様として公開されているがメーカーごとに測定基準が異なることがあり、また画面表示のぼけ具合は実際に目で見て判断するしかない。

 「液晶応答速度&低解像度チェック」は、こういった残像や表示ぼけの程度を、図形画像をスクロール表示させることにより、実際に自分の目で見て調査できるソフト。本ソフトを実行したパソコンにつながっている液晶ディスプレイが、ゲームや動画再生など、動きが速くWindowsの解像度が変更されがちな表示に向いているかどうかを、感覚的にチェックすることができる。

 本ソフトを起動すると、Windowsの解像度が自動的に640×480ピクセルに変更され、背景が上から順に赤、緑、青、白の4色に塗り分けられた画像が表示される。背景の前面には円などさまざまな図形が描画され、この画像が最初は右から左へ、一定距離進むと左から右へと交互にスクロールする。図形表示を注視することで、残像の有無や程度を調べることが可能だ。

 また、“斜め線が歪んでいないか”“小さなドットが密集した図形の各ドットが隣のドットとつながっていないか”といった点を見ることにより、拡大表示時のぼけ具合をチェックできる。ぼけ具合は図形が静止しているほうが確認しやすいため、スペースキーを押してスクロールを止めることが可能。さらに、背景は右から左に向かって暗くなるように色が変化しているので、グラデーション表示のなめらかさもチェックできる。

 本ソフトは実行ファイルサイズが30KB以下と小さく、動作のためにランタイムなどを必要としないので、USBメモリやフロッピーディスクなどに入れて持ち運び、友人のパソコンなどで手軽に試すことが可能だ。また、販売店の展示機でテストするという用途も考えられるが、この場合は必ず使用目的を店員に説明して、許可を得てから行うようにしてほしい。


【著作権者】MMGames 氏
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.00(05/09/21)

□MMGamesホームページ
http://homepage3.nifty.com/mmgames/

(中村 友次郎)




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