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NEWS (05/10/13 18:15)

パラパラ漫画風のモノクロアニメを制作・再生する「MONOmation Studio FS」

作者のホームページではたくさんのユーザー作品が展示されている

「MONOmation Studio FS」v1.0.9
「MONOmation Studio FS」v1.0.9
 パラパラ漫画風モノクロアニメーションの制作や再生を行えるソフト「MONOmation Studio FS」v1.0.9が、2日に公開された。Windows 98/Me/NT/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「MONOmation Studio FS」は、ピクセルサイズが横160×縦120、使用色が白黒のみのアニメーションを1コマずつ制作するソフト。制作したアニメは独自形式で保存と読み込みが行えるほか、ホームページに掲載可能なアニメーションGIF画像や、1コマごとに連番が振られたBMP画像として出力することも可能。

 本ソフトを起動すると真っ白なキャンバスが表示されるので、まずはアニメの最初のコマを描こう。描画ツールは自由に線を引ける“えんぴつ”のほか、直線、丸や四角などの図形、塗りつぶし、文字入力、スプレーを吹き付けたように点を描画する“エアブラシ”など、ペイントツールとして基本的なものを備えている。

 1つのコマが描けたら、別ウィンドウで表示されている“アニメ操作パネル”上で[つぎへ]ボタンを押すと、新しいコマが作成され、背景に前のコマの内容が灰色で表示される。コマ間で選択範囲のコピーと貼り付けを行えるので、前のコマをコピーして一部を描き換えたり、前のコマの内容を参照しながら新たなコマを描いていこう。背景には5コマ前までの内容を表示でき、古いコマほど灰色の濃さが薄くなっていく仕組み。

 また、[わりこみ]ボタンでコマとコマの間に新しいコマを挿入できるので、まず最初と最後のコマを描いて、その間の“動き”を補完するようにコマを挿入していく、という方法でもアニメを制作可能だ。

 すべてのコマを描き終えてアニメが完成したら、“アニメ操作パネル”の[プレイ]ボタンで再生可能。再生速度は1秒1コマから1秒60コマまで8段階で設定できる。最後のコマまで再生すると自動的に1コマ目に戻って再生が続くので、これを活かして無限にループするようなアニメを作るのも楽しい。

 作者のホームページではユーザーの作品を募集しているので、自信作ができたら投稿してみよう。また、たくさん掲載されているユーザー作品を読み込んで再生するのもおもしろい。


【著作権者】Gracix [takefumi-o]
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0.9(05/10/02)

□Gracix
http://www.gracix.com/

(中村 友次郎)




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