「MS Excel」ファイル内の文字列を一括で検索・置換できる「Excel検索置換」

ドラッグ＆ドロップでファイルを複数指定、図形内の文字列を検索することも可能

「Excel検索置換」v1.00

　複数の「MS Excel」ファイル（以下、Excelファイル）内の文字列を一括で検索・置換できる「Excel検索置換」v1.00が、8日に公開された。Windows 2000/XPに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、Excelファイルは「MS Excel」97以降にて作成した場合と、「MS Excel」5.0/95にて作成した場合でファイル形式の仕様が大きく異なるが、編集部で本ソフトを試用したところ、「MS Excel」2003で作成した“Excel 2003”“Excel 97-2003および5.0/95”形式のExcelファイルで検索・置換を実行できることを確認した。

　なお寄付を送金するまでは、起動時や検索実行時に寄付送金を促すダイアログが表示される。また、本バージョンには2006年4月1日までの使用期間が設定されており、作者によるとユーザーが本ソフトを古いバージョンのまま使い続けないための配慮だという。

　「Excel検索置換」は、ドラッグ＆ドロップで指定した複数のExcelファイル内の文字列を一括で検索・置換できるソフト。検索対象のExcelファイルをドラッグ＆ドロップで複数指定し、検索文字列を入力したあとに［検索］ボタンを押すと、検索結果がセル単位で一覧表示される。

　検索結果一覧では、ファイル名やシート名、検索文字列を含むセルの番号・内容を確認でき、各項目をダブルクリックすればWindowsで関連付けされたソフトが起動し、該当セルにフォーカスを合わせた状態でファイルを開くことが可能。検索後に置換を実行する場合は、検索結果一覧で置換対象のセルを複数選択し、置換文字列を入力して［置換］ボタンを押せばよい。

　そのほか、検索時に大文字・小文字、全角・半角を区別するオプションや、図形内の文字列も検索対象とするオプションなどが用意されている。

【著作権者】Missinglink　氏
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト（寄付歓迎）
【バージョン】1.00（05/10/08）