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【第246回】
敵の残骸を積み重ねる3Dアクション「Rumble Box」ポリゴンキャラを操り敵を倒し、残骸を登って“Box”を脱出しよう
(05/10/21)
インターネット上で公開されているゲームは、大手メーカーが制作・販売している大作から個人が趣味で制作し、無料で公開しているものまで、ジャンルや価格を問わず、さまざまなものが存在している。しかし、インターネット上で公開されるゲームの数が多すぎてしまい、どんな作品が存在し、どの作品が本当に面白いのか判断できずに困っている人も多いだろう。そこで“週末ゲーム”では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから選び抜いた良作を紹介していく。今回は積み木を組み合わせてできたようなキャラクターを操作して敵を倒していく3D格闘アクションゲーム「Rumble Box」をご紹介しよう。
また画面右下にはタイマーがあり、早く脱出するほど高得点が得られるようになっている。画面の上端に表示されている体力ゲージは敵から攻撃を受けると減っていき、ゼロになるとゲームオーバーだがコンティニューは何度でも可能。“Box”は全5ステージあり、先のステージに進むと敵の攻撃が激しくなるのはもちろん、上から爆弾がたくさん降ってくるといった仕掛けがある。全ステージクリア後はステージ1にループして難易度が上がるほか、各“Box”クリア後にはボーナスステージが登場する。 キャラクターの操作はカーソルキーが移動で、同じ方向に素早く2回入力するとダッシュとなる。スペースキーのみで攻撃を行うが、近くの敵を自動的に狙う親切設計で、立ち位置の違いでフック、裏拳、回し蹴りに変化する。また、[Ctrl]キーを押すと敵を掴むことが可能で、さらに掴んだまま攻撃ボタンを押すと、敵を振り回して周囲を巻き込む“投げ”に変化する。敵を掴んだまま移動することも可能なので、敵の多い場所に向かって投げるなど、戦略的な使い方ができる。 敵キャラクターは、一切攻撃してこないピンク色のボディの“Fodder”、鈍重だが強烈なパンチや“投げ”で攻撃してくる黒い“Thug”、素早い動きで打撃を叩き込んでくる白色の“Ninja”、こちらの間合いの外から飛び蹴りを仕掛けてくる緑色の“Wildman”が存在する。“Fodder”は基本的に攻撃してこない無害な存在だが、ときどき頭の代わりに“爆弾”を乗せて出現する。“爆弾Fodder”は倒すと爆弾が点滅し数秒後に爆発するという、とても厄介な存在。掴んだときも爆弾が点滅するため、遠くに投げないと爆風で自分もダメージを受けてしまう。敵の密集地帯に投げ込むといった使い方もあるが、“Box”が狭いときは素早く外側に向けて投げ捨てたほうが無難だ。
ポリゴンの残骸は敵が倒れた位置に散らばり自分では動かせないので、早く脱出したいなら特定の壁際で敵と戦ったり、壁に敵を投げつけるなど、敵が倒れる場所を1箇所に集中させる工夫が必要。ただし、ステージの難易度が上がると敵が次から次へと湧いて出てくるため、常に1カ所にまとめる余裕はほとんどなくなってしまう。そのため、各“Box”をクリアするためのコツは“攻撃してくる敵だけを素早く倒す”“なるべくたくさんの敵を巻き込む”この2点に尽きる。“Thug”“Ninja”“Wildman”たちは放置すると厄介だが、湧き出た直後は攻撃してこないため、ほぼ安全に近付ける。やや離れた場所に出現して『今から接近するのは危ないかな』と思ったら、近くの敵を投げつけるなど、常にリスクを回避する戦法で挑めば、最初の3~4ステージは誰でもクリアできるようになるはずだ。
本作は“スコアアタック”に注力しているのも見逃せないポイント。前述のクリアタイムボーナスはもちろん、連続で敵を倒すと得られるコンボボーナス、“投げ”による巻き込みボーナスなど、複数の要素が絡み合いながらスコアが算出される。適当に暴れているだけでも気持ちよく遊べるが、スコア算出の仕組みを自分なりに理解すると、さらに奥深いプレイスタイルを堪能できるだろう。
【著作権者】DigiPen Institute of Technology
□Rumble Box (豊臣 和孝)
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