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統合セキュリティソフト「ウイルスバスター2006」の試用可能版がリリースフィッシング詐欺やスパイウェアへの対策が強化されている
なお今回公開されたシェアウェア版は、旧製品からシリアル番号を引き継げない仕様となっており、旧製品をウイルスバスター2006へアップデートする場合は、10月20日に公開されたアップデート専用版をインストールすればシリアル番号もそのまま引き継ぎ可能。 ウイルスバスター2006は、ウイルス対策のほか、ファイヤーウォール、スパイウェア対策、スパムメール対策、個人情報保護などの各種機能を備える統合セキュリティソフト。 2005年版からの主な変更点は、フィッシング詐欺対策機能が大幅に強化されたこと。データベースに“フィッシング詐欺サイト”として登録されているサイトの閲覧を防止したり、ホスト名とIPアドレスの対応関係を記したhostsファイルの改ざんやDNS詐称による偽装サイトへのアクセスを抑止できるようになった。また、フィッシング詐欺である可能性が高いメールの件名に“Phishing”という文字列を追記したり、閲覧しているフィッシング詐欺サイトかどうかをアイコンでIEツールバー上に表示する機能も搭載。 スパイウェア対策関連では、これまで分かれていたウイルスとスパイウェアの手動検索が、一括して行えるようになった。またスパイウェアについては、リアルタイム検索と手動検索に加えて、スケジュールによる定期検索も可能。さらに、本ソフトがスパイウェアと判定したソフトを、例外リストに登録してスパイウェアと判断しないようにユーザーが指定したり、不要と判断して削除したスパイウェアを必要ならば復元できる機能も追加された。 ウイルス対策に関しては、爆発的な感染力をもつウイルスが発生し同社からウイルス警告が発令されたとき、自動でウイルス定義ファイルを更新するように仕様変更された。また、アップデート中は同社のアップデートサーバーとの接続のみ許可し、他サーバーや他PCに対する接続はユーザーからの要求や他ソフトによるものでも遮断する“スロット式アップデート”機能が搭載された。さらに、ウイルス定義ファイルのアップデート後にPCが不正終了するなどの不具合が発生した場合に、ウイルス定義ファイルを以前の状態に戻す機能も追加されている。 そのほか、迷惑メールの自動仕分けや統計表示を可能にする、「MS Outlook」「Outlook Express」用プラグイン「迷惑メール対策ツール」も同梱された。
【著作権者】トレンドマイクロ(株)
□製品概要|ウイルスバスター2006|製品・サービス一覧:トレンドマイクロ
http://www.trendmicro.co.jp/consumer/products/vb/ (石川 敬峰)
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