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NEWS (05/11/07 15:40)

USBメモリでPCをロックしたりストレージ接続を禁止できるソフト「USB TOOLS」

万一の“鍵”紛失に備えて“スペアキー”を作成できる

「USB TOOLS」v2.1.0
「USB TOOLS」v2.1.0
本ソフトによるロック中の画面
本ソフトによるロック中の画面
 USBメモリなどのUSBストレージ機器をパソコンの仮想的な“鍵”として設定し、“鍵”をUSBポートから抜くとパソコンをロックできるソフト「USB TOOLS」v2.1.0が、10月24日に公開された。Windows 2000/XP/2003 Serverに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「USB TOOLS」は、USBメモリや“iPod”、USBハードディスクといったUSB接続のストレージ機器を利用してパソコンをロックするソフト。初回起動時に、パソコンの“鍵”として使うUSBストレージ機器をUSBポートに接続し、本ソフトへの登録を行う。

 登録後は本ソフトがUSBポートの接続状況を監視し、“鍵”に設定したUSBストレージ機器がUSBポートから抜かれるとパソコンがロックされる仕組み。また、ロックの代わりにパソコンのログオフや電源OFF、スタンバイ、再起動などを行うこともでき、Windowsの起動時に監視を開始する機能をもつ。これにより、外出時に“鍵”を抜いて他人の操作を防止したり、“鍵”を接続せずにパソコンを起動した場合に利用できなくすることができる。

 ロック中は、本ソフトがキーボードとマウスの入力を無効化し、画面に“PC LOCKED!!”といった文字列や指定フォルダ内の画像を表示する。また、ロック画面にWindows標準の“コンピュータのロック”も使用可能。この場合はWindowsのログオンパスワードを入力するとロックが解除されるが、一定時間“鍵”を挿入しないと再びロックされる。

 そのほか、登録した“鍵”以外のUSBストレージ機器をパソコンに接続するとロックを行う機能や、USBストレージ機器全般の接続を無効化したり読み込み専用で接続する機能がある。これらの機能を利用すれば、USBストレージ機器を利用したパソコンからのデータ持ち出しを防止できる。

 なお本ソフトは、設定次第では“鍵”を紛失するとパソコンを利用できなくなってしまうため、“鍵”紛失に備えてもう1つのUSBストレージ機器を“スペアキー”として設定可能。そのほか、本ソフトの設定画面自体にはパスワードでロックをかけられる。


【著作権者】なっちゃん 氏
【対応OS】Windows 2000/XP/2003 Server
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.1.0(05/10/24)

□なっちゃんのオンラインソフトの部屋
http://onegland.hp.infoseek.co.jp/

(中村 友次郎)




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