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【第248回】
3D戦艦アクションゲーム「ネイビーミッション」3種類の武器を駆使して大艦隊を迎え撃て!
(05/11/11)
インターネット上で公開されているゲームは、大手メーカーが制作・販売している大作から個人が趣味で制作し、無料で公開しているものまで、ジャンルや価格を問わず、さまざまなものが存在している。しかし、インターネット上で公開されるゲームの数が多すぎてしまい、どんな作品が存在し、どの作品が本当に面白いのか判断できずに困っている人も多いだろう。そこで“週末ゲーム”では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから選び抜いた良作を紹介していく。今回は、戦艦による海上戦闘が楽しめる全方位自由視点型の3Dアクションゲーム「ネイビーミッション」を紹介しよう。
23個のミッションは順番なく自由にプレイできるが、最初は難易度“EASY”のみがプレイ可能で、クリアするとそのミッションに難易度“NORMAL”が出現するという仕組み。同様に“NORMAL”クリアで“HARD”が、“HARD”クリアで“HELL”がプレイ可能と、徐々に難しいミッション内容にチャレンジできるようになっていく。また、“EASY”レベルのミッションを10個クリアするとエンドレスに敵が出現する特殊ミッション“MISSION IMPOSSIBLE”がプレイ可能になり、“HARD”レベルを5つクリアするとスタッフクレジットが見られるようになる。 操作はキーボードで操艦、マウスで射撃となっている。[W]キーで戦艦の前進、[D]キーで右旋回、[A]キーで左旋回を行い、後退はできない。マウスで射撃照準と視点を移動し、左クリックで武器を発射する。右クリックは武器の選択で、“主砲”“ファランクス”“ミサイル”の3種類の武器がクリックするたびに切り替わる。
“主砲”は威力が大きく、砲弾が放物線を描いて飛ぶ性質がある。最大3連射可能だが、3発を撃ち尽くすと一定時間が経って再装填されるまで発射できず、また艦の後方には発射できない。“ファランクス”は艦の左右に付いている機銃で、低威力だが高速連射でき、攻撃範囲も広い。連射し続けると弾切れになるが、発射していないときは常時弾数が回復し、後方にも発射可能で使い勝手がよい。“ミサイル”は射程内にいる敵をロックオンし、最大4発の追尾ミサイルを発射する。威力は主砲に劣るものの命中させやすく後方も攻撃できるが、再装填までの時間は主砲より長い。これら長所短所をあわせもつ武器を駆使して敵を撃破していく。
出現する敵は小型戦艦、中型戦艦、大型戦艦に、高速で移動する護衛艦、空から攻撃してくる航空機、音速戦闘機、ヘリコプター、重爆撃機など。これらのうち、優先的に攻撃したいのが護衛艦と航空機、ヘリコプターだ。この3種は主に機銃で攻撃してくるのだが、機銃は威力は低いものの戦艦の砲撃や魚雷などと違ってほぼ回避不能なので、放置しておくと被弾し続けることになる。護衛艦は主砲、航空機とヘリコプターはミサイルを使えば撃破しやすいので積極的に潰していこう。一方、戦艦や重爆撃機の攻撃は旋回しつつ動き回っていれば高確率で回避できるので後回しにしてしまうといい。回避能力が高い音速戦闘機は、機首を自艦に向けて突っ込んでくるところを主砲で狙い撃ちするのが効果的だ。また、敵艦から発射される魚雷を破壊する場合にはファランクスを使うと確実性が高く、被弾を減らすことができる。 本作は戦艦を動かしながら同時に射撃を行える操作性が気持ちよい。キーボードとマウスの同時操作が必要だが、扱うキーの数が少ないためすぐに慣れることができた。敵が戦艦だけの簡単なミッションから航空機だらけの難しいミッションまで構成もバラエティに富んでおり、プレイヤーを飽きさせないのも見事だ。グラフィックは緻密ではないが、そのぶん敵機の動きのなめらかさと、同時に出現する敵の数に比重が置かれており、とくに縦横無尽に空を飛び回る航空機の大編隊と激しく撃ち合う対空戦闘は圧巻。難易度を“HELL”まで進めると50~60もの敵をたった1隻の戦艦で全滅させなければならないレベルまで上がるので、やりごたえも満点。また、自分の戦艦に77種の漢字を組み合わせで名前を付けられる機能もやる気をアップさせてくれる。
【著作権者】D.IKUSHIMA 氏
□メタリッククローバー (藤井 宏幸)
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