任意のアプリケーションが多重起動するのを防止できる支援ソフト「cuteExec」

特定アプリがすでに起動している場合に別のアプリを起動できる機能も搭載

「cuteExec」v1.07

　任意のアプリケーション起動に、多重起動を防止する機能が付加されたショートカットファイルを作成できる「cuteExec」v1.07が、15日に公開された。Windows 98/2000に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XPで動作確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

　多重起動を防止するように設計されたアプリケーションは、ウィンドウを2つ以上表示しようとすると、すでに起動中のウィンドウがアクティブになることが多い。しかし、アプリケーションに多重起動の防止策が施されていないと、誤って多重起動してしまった際にウィンドウが2つ3つと表示されてしまい、PC操作の妨げになることもある。

　そこで「cuteExec」を利用すると、任意のアプリケーションに多重起動を防止する機能を擬似的に付加することができる。まず本ソフトのショートカットファイルをデスクトップなどに作成し、起動オプションとして任意のアプリケーションのファイルパスを指定しよう。

　その後、作成したショートカットファイルで対象アプリケーションを起動するようにすれば、多重起動を防止することができる。対象アプリケーションがすでに起動している状態でショートカットファイルをダブルクリックすると、起動済みのアプリケーションのウィンドウがアクティブ化する仕組みだ。

　また、ショートカットファイルの起動オプションに、“//”という文字列を区切り線として2つのアプリケーションを指定することも可能。たとえば起動オプションを“C:\a.exe // C:\b.exe”としたショートカットファイルを実行すると、“a.exe”が現在起動中なら“b.exe”を、“a.exe”が起動していなければ“a.exe”を実行してくれる。

【著作権者】folia　氏
【対応OS】Windows 98/2000（編集部にてWindows XPで動作確認）
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.07（05/11/15）