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1年ぶりのメジャーバージョンアップ版となる「Firefox」v1.5がついに公開プライバシー情報の一括削除やタブの並び替えなど多くの新機能を備える
旧バージョンの「Firefox」最終版であるv1.0.7からの主な変更点は、プライバシーに関わる情報を簡単に削除できるようになったこと。メインメニューの[ツール]-[プライバシー情報の消去]やショートカットキーでダイアログを表示し、Webページの表示履歴、Cookie、キャッシュなどを選択して一括削除できる。また、ダイアログを出さずに即座に削除を行ったり、本ソフト終了時に自動削除することも可能。さらにCookieの管理画面では、Cookieをドメインごとにツリー表示したり、ドメイン名や内容で絞込み検索を行えるようになった。 また、自動アップデート機能が強化され、これまでは「Firefox」がバージョンアップした場合、最新版のインストーラーをまるごとダウンロードしていたが、本バージョンでは0.5MB程度の差分と思われるファイルをダウンロードしてアップデートが可能になった。さらに「Firefox」本体や機能拡張プラグインの更新通知が、より目立って表示されるようになったという。 そのほか、ドラッグ&ドロップによるタブの並び替え、“戻る”“進む”ボタンを利用したWebページ表示の高速化などの機能強化が行われたうえ、設定画面のユーザーインターフェイスが分かりやすいものに一新された。また、ブラウザーの描画エンジンにおいては、SVG、CSS 2/3、JavaSript 1.6といったWeb標準技術に対応した。 なお、v1.5では旧バージョン用の機能拡張プラグインは利用できない。そのためバージョンアップ後の初回起動時に、v1.5で利用できないため無効化されたプラグインが一覧表示されるようになっている。さらに自動バージョンアップに対応しているプラグインでv1.5対応バージョンが公開されている場合は、その場でバージョンアップを行うこともできる。 【17:00追記】 Mozilla Corporationでのv1.5公開に引き続き、30日(日本時間)にMozilla Japanでも公開が開始された。現在同団体のホームページからダウンロードできる。
【著作権者】Mozilla Corporation
□Mozilla Corporation - Home of the Firefox web browser and Thunderbird email client (中村 友次郎)
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