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ローカルPCへインストール不要でUSBメモリ上で使える「Portable Firefox」v1.5USBメモリ上に設定保存でき、ローカルPCのブックマークを持ち出すことも可能
「Portable Firefox」v1.5は、「Firefox」v1.5相当の機能をもつWebブラウザー。設定はすべて本ソフトの実行ファイルがあるフォルダ以下に保存されるため、ローカルPCに設定を残さず、複数のPCでブックマークやWebページ表示履歴、機能拡張プラグインなどを共用できるのが特長。 また、解凍したファイルの合計サイズは約16MBであるため、たとえば容量の少ないUSBメモリにもコピーして持ち運ぶことができる。なお、本ソフトのベースとなった「Firefox」の詳細は、下記URLにある窓の杜ライブラリの解説を参照してほしい。 そのほか本ソフトの「Firefox」からの変更点は、Webページの表示履歴やWebフォームの入力履歴、ディスクキャッシュの保存機能がOFFにされていることだが、設定画面からONにして本ソフトの実行ファイルがあるフォルダ以下に保存することも可能。また、普段ローカルPCで使用している「Firefox」の設定フォルダをコピーして持ち出すこともできる。ただし、一部のプラグインは本ソフト上では利用できず、本ソフトが起動しないなどの問題が発生する可能性がある。 また、本ソフトの日本語化手順の詳細は、まず本ソフトで下記URLにあるMozilla JapanのFTPサイトにアクセスし、“firefox-1.5.ja.langpack-1.5.xpi”ファイルをクリックして言語設定ファイルを適用する。その後本ソフトを終了し、“profile”サブフォルダに“user.js”というファイル名のテキストファイルを作成し、テキストエディターなどで“user_pref("general.useragent.locale", "ja");”という1行を記述して保存する。その後本ソフトを起動すると、メニューやダイアログが日本語化された状態で利用できる。日本語化後の合計ファイルサイズは約18MB。 なお、本ソフトは実行したローカルPCに「Firefox」がインストールされていない場合、Windowsの各ログオンユーザーの設定が保存される“Application Data”フォルダ内に“Mozilla”サブフォルダを作成するが、このフォルダ内にはファイルが作成されないことを編集部にて確認した。
【著作権者】Mozilla Corporation、John T. Haller 氏
□Portable Firefox | PortableApps.com (中村 友次郎)
編集部注: 記事初出時、日本語化に際して設定する値を“ja-JP”とご紹介しておりましたが、本設定値は「Firefox」v1用の値です。「Firefox」v1.5からは“ja”に値が変更されました。“ja-JP”でも動作することを編集部にて確認いたしましたが、正しい設定値は“ja”となります。
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