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NEWS (05/12/14 10:30)

サウンドカード経由でテキストを送受信するソフト「Local Audio Network」

SFチックな電子音に変換されたテキストメッセージをオーディオケーブルで送受信

「Local Audio Network」v1.1
「Local Audio Network」v1.1
 2台のPCをオーディオケーブルで接続し、PC内蔵のサウンド機能やサウンドカード経由で、音声信号化したテキストメッセージを送受信できるソフト「Local Audio Network」v1.1が、1日に公開された。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「Local Audio Network」は、オーディオケーブルでつないだ2台のPCにインストールし、片方を送信側、残りを受信側として、テキストメッセージを送受信できるソフト。たとえばLANが使えない環境でインスタントメッセンジャーとして利用できるほか、通常は音声が流れるオーディオケーブルでテキストを送信するというユニークなアイディアの、技術デモとして楽むこともできる。

 本ソフトで通信を行うには、まず送信側PCの“ラインアウト”や“ヘッドホン出力”といった音声出力端子と、受信側PCの“ラインイン”や“マイク入力”といった音声入力端子を、ステレオミニプラグなどのオーディオケーブルで接続する。その後、双方のPC上で本ソフトを起動して、受信と送信のどちらを行うかをそれぞれ選択し、さらに受信側では本ソフトで使用する音声入力端子を選択しよう。

 準備が完了したら送信側でテキストを入力して[送信]ボタンを押すと、音声信号化されたテキストがPC間を流れ、受信側にテキストが表示される。受信側に入力される音声信号が大きすぎたり小さすぎると受信に失敗するので、受信画面の下端にあるレベルメーターを確認しながら、本ソフトのボリューム変更ツマミを操作して入力感度を調整しよう。

 また、本ソフトが送出する音声信号は実際にスピーカーなどに流すと、古いSFアニメの宇宙船のコックピットのような“ピロピョロ”といった音が鳴り、テキストが音声信号化されている様子を楽しむこともできる。ただし、突然大きな音が鳴り耳やスピーカーを傷める可能性があるので、ボリュームをゼロに近い状態まで落としてから少しずつ上げていくとよいだろう。


【著作権者】K5 氏
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.1(05/12/01)

□KKKKK.Net
http://kkkkk.net/

(中村 友次郎)




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