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MS、再起動ごとにOSをもとに戻すツールを誰でも使えるよう日本語化し無償公開システム管理に詳しくなくてもチュートリアルに従って30分ほどで設定可能
本ソフトは、主に学校やネットカフェなどにおいて、不特定多数が利用する共有PCを管理するために提供されたもの。個人利用においても、子供に使わせるPCの環境が不用意な操作で壊れないように保護したり、プログラム開発のテストに使用するといった活用法が考えられる。 本ソフトの仕組みは、ユーザーがHDDに対して行ったファイル操作を、実際には本ソフトが別途確保した領域に記録し、再起動時に記録内容を破棄するというもの。ただし、Windowsの更新プログラムのインストールや、本機能に対応するウイルス対策ソフトのパターンファイル更新は破棄されず有効になる。なお、本機能を利用するには、ファイル操作の一時記録領域として、Windowsをインストールした領域の10%以上、かつ最低で1GB以上の容量をもつ未使用パーティションが必要。 ディスク保護の事前設定は、本ソフトのインストール後、設定手順を説明した“はじめに”画面上から各設定ツールなどを起動する方式。そのため、Windowsのシステム管理に詳しくなくても、説明を読みながら順を追って設定を行える。編集部にて試用したところ、未使用パーティションさえ確保できていれば、保護の設定自体は30分程度で行うことができた。 事前設定が完了したら、あとは設定画面で保護をONにするだけで、次回起動時からは保護が有効になる。保護中は、たとえばユーザーがソフトをインストールしたりIEの設定を変更しても、再起動後はもとの環境に戻る。保護をOFFにしたい場合は、Windowsの管理者としてログオンしてから設定画面を表示すればよい。 そのほか、特定のユーザーに対し、使用可能なソフトを制限したり、指定した時間が経過すると強制的にログオフさせることが可能な“ユーザー制限”機能や、Windowsに導入されている「拡大鏡」などのユーザー補助ツールを1つのウィンドウから起動できる“ユーザー補助”機能を備えている。
【著作権者】Microsoft Corporation
□Microsoft Shared Computer Toolkit for Windows XP ホーム (中村 友次郎)
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