キーワードでファイルを絞り込めるエクスプローラ拡張ソフト「QTToolBar2」

多量のファイルがあるフォルダから必要なファイルを絞り込み選択できる

「QTToolBar2」v2.1.0.6

　キーワード入力でファイルを絞り込み選択できるようにするエクスプローラ拡張ソフト「QTToolBar2」v2.1.0.6が、15日に公開された。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0が必要。

　「QTToolBar2」は、キーワード入力でファイルやフォルダを絞り込み選択できるようにするエクスプローラ拡張ソフト。インストールするとエクスプローラへ検索欄が追加されるので、この欄へキーワードを入力して［Enter］キーを押せば、現在エクスプローラで開いている階層にある、キーワードを名前に含むファイルとフォルダを一括選択できる仕組み。キーワードを半角空白で区切って複数入力すればAND検索でき、あらかじめファイルやフォルダを選択した状態でキーワード検索すると、選択ファイル・フォルダのなかからさらに絞り込みを行う。

　ファイル名やフォルダ名のほか、ファイルのプロパティにある制作者やコメントといったタグ情報、Exif情報・ID3タグ情報などを利用してファイルを絞り込み選択することも可能。たとえばアーティスト名で楽曲ファイルを一括選択したい場合は、検索欄へ“;artist”というメタ文字と半角空白を入力したのち、続けてアーティスト名を入力すればよい。メタ文字には、“;ar”といった短縮形がそれぞれ用意されているほか、検索欄右側のプルダウンメニューでも入力可能。そのほか、ファイルの作成日時や属性、ファイルサイズといった条件や、.NET Framework 2.0仕様の正規表現を使って絞り込み選択することもできる。

　さらに検索欄左側のボタンより、選択ファイル・フォルダの名前やフルパスをクリップボードへコピーしたり、現在選択しているファイルと同じ拡張子をもつファイルを一括選択することが可能。また［コマンドプロンプト］ボタンを押せば、現在開いているフォルダをカレントフォルダとして「コマンドプロンプト」を起動できる。そのほか、現在開いているフォルダにおけるファイル・サブフォルダの占有率を円グラフ表示したり、検索欄内のキーワードを使って“Google”検索することも可能だ。

【著作権者】Q.T.　氏
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.1.0.6（06/01/15）