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USBメモリに入れて持ち運べるよう容量を大幅に縮小した「Portable Sleipnir」Geckoエンジンを省きプラグインを圧縮して、約5MBのディスク容量で利用可能に
「Portable Sleipnir」は、「Sleipnir」からGeckoエンジンや、スクリプト機能用に同梱されているJavaスクリプト、追加スキンなどを削減したうえ、プログラムの部品である“プラグイン”を圧縮することにより、ファイルサイズを削減したもの。さらに、本ソフトのアーカイブを展開したフォルダ以下に設定を保存するため、USBメモリなどで持ち運んで複数のPC上で設定や“お気に入り”を共用できる。 編集部にて確認したところ、「Sleipnir」v2.3のインストール直後のフォルダサイズ(Geckoエンジン含む)は約20MBであるのに対し、「Portable Sleipnir」は約3.2MB。同社によると、設定などを保存しても使用するディスク領域は約5MBであるという。そのため、容量の少ないUSBメモリなどでも持ち歩くことが可能。 また、本ソフト終了時にアドレスバーや検索バーの履歴を削除したり、“favicon”の取得や保存を行わないなど、容量の少ないUSBメモリでの利用に適するように初期設定が変更されている。そのほか、標準で利用するWebブラウザーに設定する機能もOFFにされている。 なお、本ソフトは描画エンジンにIEコンポーネントを利用するため、本ソフトを利用して閲覧したWebページのキャッシュや履歴、Cookieは、本ソフトを起動したPCのローカルHDD上に保存することになる。これらは標準では自動削除されないので、自分のPC以外で利用する場合は本ソフトのオプションの[クライアント]-[終了]で、終了時にIEのキャッシュや履歴、Cookieを削除するように設定するといった注意が必要だ。 ただし、他人が常用しているPCで上記の設定を行うと、本ソフト終了時に他人が利用しているIEのキャッシュなども削除されてしまう。そのため、基本的には自宅と会社の自分のPCで設定や“お気に入り”を共用したり、ネットカフェで使い慣れた「Sleipnir」を利用したい、といった場合に本ソフトを利用するとよいだろう。
【著作権者】フェンリル(株)、柏木 泰幸 氏
□タブブラウザ Sleipnir 公式ページ(上級者向け) (中村 友次郎)
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