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BitTorrentや“Widgets”に対応した「Opera」v9.0 Technology Preview 2公開任意の検索サービスを検索バーに追加する機能やタブのプレビュー表示機能も追加
2005年10月20日に公開されたPreview 1からの主な変更点は、P2Pファイル交換システム “BitTorrent”で配布されているファイルの検索やダウンロードを行う機能が追加されたこと。 BitTorrent機能の搭載は、2005年7月7日に公開された「Opera」v8.02のプレビュー版で一度行われた。7月28日に公開されたv8.02正式版以降は非搭載となっていたが、同社によるとユーザーの評価が高かったため、「Opera」v9で正式搭載を決定したという。 BitTorrentは、ファイルを細かく分割して送受信するP2Pファイル交換システム。1つの相手からのみダウンロードするのではなく、複数の相手から分割ファイルを並行ダウンロードするため、効率的にファイル交換できるのが特長。 BitTorrentでファイルをダウンロードするときは、まず転送を行うための設定ファイルである“TORRENTファイル”を読み込み、“TORRENTファイル”内の情報をもとにP2P転送を行う。本プレビュー版では、任意のWebページ上からリンクされた“TORRENTファイル”をクリックするだけで読み込んで、転送マネージャーでダウンロードを行える。 また、検索バーで利用できる検索エンジンに“BitTorrent”が追加され、オープンソース・ソフトウェアなどをダウンロードするためのTORRENTファイルを検索できるようになった。 さらに、ユーザーがJavaスクリプトやXMLといったプログラムを使用して作成した“Widgets”(ウィジェット)と呼ばれるデスクトップアクセサリーを「Opera」の起動中のみ実行する機能が追加された。現在同社のサイトには、アナログ時計や電卓、単位換算ツールといった、サンプルの“Widgets”が用意されている。 そのほかWebページの閲覧機能においては、検索バーで利用する検索エンジンの追加や削除を行う機能が追加された。追加や削除は設定画面で行えるほか、任意Webページの検索ボックスの右クリックメニューから追加を行うこともできる。 また、Webページの切り替えを行うタブをマウスオーバーすると、タブの表示内容のサムネイルをポップアップ表示する機能や、任意のドメインごとに、JavaスクリプトやCookie、サウンド、GIFアニメーションなどのON/OFFといった個別設定を行う機能、履歴を日付とドメインでグループ化して表示する機能などが追加された。
【著作権者】Opera Software ASA
□Opera Labs (中村 友次郎)
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