|
HDDトラブルに強いデータ形式や外部連携機能が特長のメールソフト「Sylpheed」学習型の迷惑メール自動削除機能や添付画像の表示機能なども備える
なお、本ソフトは2000年にUNIX版が初公開されており、本バージョンからWindows版が追加公開された。メールのデータ形式や設定ファイルは共通で、データの共用や移行を容易に行える。 「Sylpheed」は、メールフォルダのツリーとメール一覧、メールのプレビューという標準的な3ペインを備えるPOP/IMAP4対応のメールソフト。受信したメールを1通ごとに1つのファイルとして保存するのが特長で、このためHDDのトラブルなどで一部のファイルが破損したり、ウイルス対策ソフトが受信後のメール内にウイルスを発見してファイルを削除してしまっても、影響を受けるメールの数を最小限に抑えることが可能。さらに、個々のメールデータのファイルサイズが小さいため、メールのバックアップを行いやすいというメリットもある。 また、さまざまな場面で外部ツールとの連携を行えるのも特長。メールの作成時に外部エディターを利用できるのはもちろん、印刷も任意の外部ソフトで行える。さらに、メールの振り分け機能においても、振り分け条件に合致したメールを任意のテキスト処理ツールで自動加工するといった連携が可能。また、NABEYA Kenichi 氏作の学習型迷惑メールフィルターソフト「bsfilter」を本ソフトと同じフォルダにインストールすると、本ソフト上で迷惑メールの学習や自動削除を行えるようになる。 一方、メールの閲覧機能おいては、メールに添付された画像を本ソフトのプレビューペイン内で表示する機能や、HTMLメールからリンク以外のタグを削除して簡易表示する機能、一覧上の任意のメールに色をつける“カラーラベル”機能などをもつ。また、メール一覧ペインの上部に“検索バー”を備えており、“未読”“添付ファイルつき”“カラーラベルつき”といった条件や検索文字列を指定して、条件に合致するメールだけの表示へと即座に切り替え可能。また、検索条件を保存し、常に最新の検索結果を表示する“検索フォルダ”機能も利用できる。 そのほか、受信したメールのToやFromヘッダーをもとに振り分け条件を自動作成する機能や、フォルダ内の重複メールを一括して削除する機能、ネットニュースの送受信機能、メールフォルダを“UNIX mbx”形式でインポート・エクスポートする機能などを備えている。
【著作権者】Hiroyuki Yamamoto 氏
□Sylpheed - lightweight and user-friendly e-mail client (中村 友次郎)
|
|
|
|||||||||||||||
トップページへ |