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NEWS (06/02/14 21:15)

米MSがスパイウェア対策ソフトの英語版β2を公開、近日中に日本語版もリリース

「Windows AntiSpyware」から「Windows Defender」へソフト名が変更

「Windows Defender」Beta 2 英語版
「Windows Defender」Beta 2 英語版
 
スタートアップ起動などを管理できる“Software Explorer”画面も見やすく改良
スタートアップ起動などを管理できる“Software Explorer”画面も見やすく改良
 米Microsoftは13日(現地時間)、同社製スパイウェア対策ソフト「Windows Defender」のBeta 2を公開した。本ベータ版は、昨年1月に公開されたスパイウェア対策ソフト「Windows AntiSpyware」Beta 1を改称し、機能追加を施したもので、今回よりWindows 2000/XP/Server 2003のほか、64ビット版のWindows XPにも対応した。「Windows Defender」英語版は、現在同社のホームページから無償でダウンロード可能。なお、日本語版とドイツ語版も近日中にリリースされる予定とのこと。

 「Windows Defender」は、システムやIEをはじめとするソフトの動作・変化をリアルタイムに監視し、スパイウェアのインストールを阻止できるスパイウェア対策ソフト。そのうえ、ローカルドライブをスキャンし、すでにパソコンへ侵入してしまったスパイウェアも発見・駆除したり、毎週や毎月といったスケジュールでスキャンを自動実行することも可能。

 「Windows AntiSpyware」Beta 1からの主な変更点は、新しいスキャンエンジンを搭載したこと。また、画面左上の[←][→]ボタンでWebブラウザーのように前後の画面へ移動できるようになるなど、ユーザーインターフェイスが全面的に改良されている。さらに、タスクトレイに本ソフトのアイコンが表示されないようになった。

 さらに、脅威となる疑いがあるソフトを発見した際に、対スパイウェアコミュニティ“Microsoft SpyNet”へ参加しているユーザーが、そのソフトを要・不要どちらに判断したか表示する機能も追加。また、Windowsの管理者権限がないユーザーでも利用できるように仕様変更された。なお、本ソフトのインストール・アンインストールや設定変更などを行うには管理者権限が必要。

 定時スキャンの前に定義ファイルを自動アップデートできるように改良されたほか、圧縮ファイル内を検索するか、あるいはスパイウェアの判定にヒューリスティック技術を使用するかなどの詳細な設定も行える。なお本ソフトは開発版のため、同社によるサポートは受けられないので注意しよう。


【著作権者】Microsoft Corporation
【対応OS】Windows 2000/XP/Server 2003/XP x64
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】Beta 2 英語版 v1.1.1051.0(06/02/13)

□Windows Defender home
http://www.microsoft.com/athome/security/spyware/software/
□窓の杜 - 【NEWS】スパイウェア対策ソフト「Microsoft AntiSpyware」のBeta build 1.0.701が公開
http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/11/24/msantispybeta701.html
□窓の杜 - 【NEWS】米Microsoft、同社製スパイウェア対策ソフトのベータ版をリリース
http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/01/07/msantispybeta.html

(石川 敬峰)




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