窓の杜Logo
NEWS (06/02/20 16:00)

「Firefox」の履歴・キャッシュ保存やリファラー送信を一括して一時的に抑止

既存の履歴などには手を加えず、保存機能自体を一時的にOFFにできるプラグイン

「Stealther」v0.9
「Stealther」v0.9
 
既存の履歴などを残したまま新たな履歴などの保存を抑止できる
既存の履歴などを残したまま新たな履歴などの保存を抑止できる
 既存の閲覧履歴やキャッシュなどには手を加えず、これらの情報を一時的に保存しないよう設定できる「Firefox」用プラグイン「Stealther」v0.9が公開された。「Firefox」に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP上の「Firefox 日本語版」v1.5.0.1で動作確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

 「Stealther」は、「Firefox」のWebページ閲覧履歴やフォーム入力履歴、ダウンロード履歴、キャッシュ、Cookieからあらかじめ選択した任意の情報を、一時的に保存しないように一括抑止できるプラグイン。同時に、ユーザーがリンクを辿ってWebページにアクセスする際に、Webサーバーへリンク元のURLを通知する“リファラー”情報の送信も抑止できる。

 本プラグインは「Firefox」が標準で備える履歴などの一括削除機能とは異なり、既存の履歴などには手を加えず、本プラグインの機能をONにしている間のみ、新たな履歴などの保存自体を行わなくする仕組み。そのため、消す必要のない履歴などは残したまま、任意のWebサイトへのアクセスを、履歴上ではなかったことにできる。

 本プラグインをインストールすると、[ツール]メニューに[Stealther]という項目が追加されるほか、任意でツールバー上に本プラグインのボタンを追加することも可能。メニューやボタンを選択すると、その時点から各種履歴の保存などが一括して行われなくなる。また、保存抑止の対象外としたい情報がある場合は、本プラグインの設定ダイアログで該当するチェックボックスをOFFにすればよい。

 履歴の保存などを再開するには、再度メニューやボタンの選択を行う。また、本プラグインの機能をONにしている間は、メニュー項目にチェックマークがつくほか、ツールバーボタンの色が変わる。

 また、ツールバーへのボタン追加を行わず、さらに[ツール]メニューからも本プラグインの項目を取り除き、ショートカットキーのみで本プラグインの機能を利用することも可能。そのため、たとえば家族で共用しているパソコンで、本プラグインを利用していること自体をほかのユーザーに気づかれにくくすることができる。


【著作権者】Filip Bozic 氏
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.9

□.filip home page
http://www.zadet.net/

(中村 友次郎)




トップページへ

Copyright ©2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
編集部への連絡は お問い合わせはこちらをクリック まで