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画面上に多数並んだ1音1枚のパネルを筆圧対応タブレットでなぞってMIDI演奏押したパネルに応じた音が鳴るほか、複数のパネルをなぞって音の変化を楽しめる
「Tablet Music」は、全画面表示で起動し、画面上へタイル状に敷き詰められたパネル型のボタンをタブレットやマウスで押すと、MIDI音源の押したパネルに対応する音を鳴らせるソフト。さらに、筆圧感知に対応した(株)ワコム製のタブレットを使用すると、パネルを押した際の筆圧に応じて音量を変化させることができる。また作者によると、動作未確認のため未保証ながら、一部のTablet PCでも筆圧感知機能を利用できるとのこと。 パネル配置の設定はあらかじめ複数が用意され、縦8列、横16列で計128枚のパネルにピアノの各音程が割り当てられ、右下から左上に向かって音が高くなる “ピアノ[筆圧使用]”や、縦方向には音の高さが、横方向には音量が変化するように約6,000個のパネルが配置され、パネルを押す位置で音量を変えられる“トランペット”などがある。また、大きなパネル10枚をドラムセット風に配置した“ドラム[筆圧使用]”も利用可能。 さらに、パネルを押したまま複数のパネルの上をなぞるようにタブレットペンやマウスを動かすと、ピアノの場合は次々と音程の異なる音を鳴らせるほか、トランペットならMIDIの“ピッチベンド”機能を利用してなめらかに音の高さが変化するといった効果を楽しめる。 また、既存のパネル設定からパネル数や音色、音量などを変更したり、新たにパネル設定を作成することが可能。変更や作成したパネル設定はファイルへの保存や読み込みが行える。そのほか、演奏をリアルタイムにMIDI録音してSMF(標準MIDIファイル)で保存する機能を備えている。 画面上に並んだパネルは正方形や長方形で、ピアノの鍵盤と違い全音と半音が色や形で区別されていない。そのため各パネルに対応する音の高さが一目では分からず、一般的なメロディの演奏には向かないが、マウスやタブレットを自由に動かして音の変化を楽しめる。また、パネルの色は任意に設定可能なほか、音の高さに応じたグラデーション表示もできるため、たとえばテクノ系バンドのライブパフォーマンスなどにも利用できそうだ。
【著作権者】d-shapes 氏
□demandshapes (中村 友次郎)
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