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NEWS (06/02/23 18:45)

400種類以上の画像を表示できるフリーの高機能画像ビューワー「XnView」

画像閲覧や形式変換、レタッチのほか、Exif情報の一括削除なども可能

「XnView」v1.82.2
「XnView」v1.82.2
 
各種レタッチが可能な編集画面
各種レタッチが可能な編集画面
 
複数のレタッチ操作をまとめて実行できる
複数のレタッチ操作をまとめて実行できる
 400種類以上の画像を表示できるエクスプローラ型画像ビューワー「XnView」v1.82.2が、9日に公開された。Windows 95/98/Me/NT/2000/XPに対応し、非商用の個人利用に限りフリーで使用可能。現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「XnView」は、JPEG/BMP/GIF/PNG/RAW/TIFF/WMF/ICOといった400種類以上の画像を表示できる、エクスプローラ型画像ビューワー。日本語を含む40以上の言語に対応しており、日本語版Windowsへインストールすると、自動で既定の言語が日本語にセットされ、メニューやダイアログの表記が日本語になる。

 起動時の“ブラウザ”画面は3ペイン型で、左ペインのフォルダツリーでいずれかのフォルダを選ぶと、選択フォルダ内のサムネイル一覧を右上ペインに表示する。サムネイルからいずれかの画像を選ぶと、右下ペインいっぱいの大きさで選択画像が表示される。Exifサムネイルやサムネイルのキャッシュにより、高速にサムネイル表示する仕組み。エクスプローラ同様に、サムネイルをツリーへドラッグすることでファイル移動でき、右クリックからコピー・削除なども行える。

 サムネイルなどの画像をダブルクリックすると“編集”画面に切り替わり、選んだ画像をウィンドウいっぱいの大きさで表示する。編集画面では、トリミングやリサイズ、明るさ・コントラストの自動調整、ぼかしやシャープ化といった30以上のフィルター適用、赤目補正などのレタッチ作業を行え、レタッチ後の画像は60以上の形式で保存できる。また、3ペイン型の“ブラウザ”画面で複数の画像選択後に[変換]ボタンを押せば、各種レタッチ操作を指定した順番で自動実行することも可能だ。

 JPEG画像の撮影日時や縦横サイズ、デジカメ機種名、シャッタースピード、絞りなどを記したExif情報や、キャプションやクレジット、撮影場所などを記したIPTC情報を閲覧でき、IPTC情報については編集も行える。また、Exif/IPTC情報、Exifサムネイルなどの一括削除も可能で、撮影日などの情報が読み取られるのを防ぎたいときや、少しでもファイルサイズを減らしたいときに便利。そのほか、タイムスタンプを現在日時・指定日時・Exif情報から取得した撮影日時のいずれかに変更することもできる。

 さらに、画面キャプチャーやTWAIN機器からの画像取り込み、画像ファイルの一括リネーム、選択した全画像についてフルパスやファイルサイズなどの情報を記したTXT形式のファイルリスト作成、HTMLアルバムやサムネイルを縦横に並べたコンタクトシート画像の作成といった機能を搭載。スライドショーも行え、本ソフト上で選択画像・フォルダ内画像を表示するほか、スライドショー表示を行うSCR/EXEファイルも生成できる。

 そのほか設定画面より、右クリックメニューや[送る]メニューへ本ソフトで画像閲覧するための項目を追加したり、画像関係の拡張子の関連付けを変更することなどが可能。


【著作権者】Pierre-e Gougelet 氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(非商用の個人利用のみ)
【バージョン】1.82.2(06/02/09)

□Free graphic and photo viewer - XnView - GRAPHIC VIEWER
http://www.xnview.com/

(石川 敬峰)




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