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タブのサムネイルプレビューやMDI表示に対応した「Sleipnir」v2.4のβ版が公開Webページ上からリンククリックで簡単にプラグインをインストールする機能も搭載
現行バージョンであるv2.3からの主な変更点は、開いている全タブの表示内容をサムネイル化してウィンドウ内に並べて表示し、タブ切り替えなどを行う機能が追加されたこと。サムネイル表示はツールバーの右上端に追加された“ウィンドウバー”のボタンをクリックすると行えるほか、タブ一覧の左端にサムネイル表示用のボタンを追加することも可能。各サムネイルのピクセルサイズは、すべてのサムネイルがなるべく1画面内に収まるように自動調整される仕組み。 各サムネイルをクリックすると表示するタブを切り替えられるほか、各サムネイルの右上に表示される[×]ボタンをクリックするとタブを閉じることが可能。また、サムネイル表示ボタンの右には[▼]ボタンが表示され、クリックするとすべてのタブのタイトル文字列をポップアップメニューで表示し、メニューをクリックしてタブを切り替えられる。 そのほか、各タブを本ソフトの子ウィンドウとして、MDI形式で表示できるようになった。複数の子ウィンドウを重ねて表示したり、上下や左右に並べて表示することも可能。これらの子ウィンドウ操作はメニューから行えるほか、“ウィンドウバー”で行うこともできる。 タブ関連以外の変更点は、アドレスバーと検索バー、リンクバーの間を[Tab]キーで順次移動できるようになり、さらにリンクバー上では[Enter]キーで“お気に入り”項目を開けるようになるなど、本ソフトをキーボード操作で快適に使うための改良が施されたこと。サイドバーを開いたりサイドバー内に表示するパネルを切り替えたときも、新たに表示されたサイドバーやパネルにキーボードフォーカスが移動するように改良されている。 また、Webページ上で本ソフト用に用意された機能拡張プラグインやスキンを、リンクをクリックして簡単にインストールできる“SmartInstaller”機能を搭載した。現在、同社が同日に開設したWebサイト“Fenrir Extensions Center”から、Web検索実行時に“お気に入り”と“最近閉じたページ”の検索結果をあわせて表示するプラグイン「SleipnirSearch Extention」をインストールできる。また同社によると、v2.5公開までにさまざまなプラグインを開発する予定とのこと。 そのほかRSS機能では、登録されたRSS項目の右クリックメニューから最新の見出しを取得できるようになったほか、RSS項目を表わすアイコンに、「Firefox」と同じものを採用した。同アイコンはIEや「Opera」の次期メジャーバージョンでも採用される予定で、今後、事実上の業界標準になるものとみられる。 また、検索バーでは検索エンジンを選ぶためのポップアップメニューに各検索エンジンを表わすアイコンが追加されたほか、v2.3から追加されたシンプルなユーザーインターフェイス“Advanceスタイル”は、よりシンプルな表示になるようメニュー構成などが変更された。そのほか、サイドバーで“お気に入り”をドラッグ&ドロップすると本ソフトが強制終了することがあるといった不具合が修正されている。
【著作権者】フェンリル(株)、柏木 泰幸 氏
□タブブラウザ Sleipnir 公式ページ(上級者向け) (中村 友次郎)
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