五線譜上に音符や休符などをマウスで配置していくフリーのMIDIシーケンサー

紙の五線譜上に音符を書き込むようにMIDI入力できるので、DTM初心者におすすめ

「Studio ftn Score Editor」v4.3 update:0221

　五線譜上に音符や休符、反復記号などをマウスで配置していくスコア入力型MIDIシーケンサー「Studio ftn Score Editor」v4.3 update:0221が、2月22日に公開された。 Windows 98/Me/NT/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　「Studio ftn Score Editor」は、五線譜上に音符や休符などをマウスで直接配置していくスコア入力型MIDIシーケンサー。紙の五線譜上に音符を書き込むようにしてMIDIの打ち込みができるので、譜面は読み書きできるがDTMは初めて、といった人にお勧め。また、入力した楽曲は独自形式のほかMIDI形式で保存できる。

　入力する音符や休符などの選択は、4分音符や4分休符などのアイコンが横1列に並んだ、ボタンランチャー風のメニューで行う。メニューはマウスの右ボタンを押すと現れ、右ボタンを押したままメニューをたどることで、約200種類用意された音符や休符などの記号を選ぶことができる。マウスボタンを離した瞬間に指していた記号が選択され、選んだ記号の形にマウスカーソルが変化するので、五線譜上の好きな場所を左クリックして入力しよう。

　一部シーケンサーソフトでは利用できない反復記号や強弱記号などを五線譜上に配置でき、さらに反復記号や強弱記号などについても本ソフト上でのMIDI演奏や保存するMIDIファイルへ反映できる。また本ソフトは、マウスを使ってフリーハンドで入力するため、画面上では音符や休符の位置が不揃いになるが、音符や休符の長さに応じて自動整形してから譜面を印刷することも可能。

　そのほか、指定トラック内の設定した高さの音を任意のドラム音色に割り当てる機能や、リバーブやディレイなどMIDI音源のエフェクトのかかり具合を調節する機能もある。

　なお、作者のホームページでは、2,730円（税込み）のシェアウェア版「Studio ftn Score Editor Classic」も配布されている。「Studio ftn Score Editor Classic」はVSTプラグインに対応するほか、アルペジオやトリルなどの奏法記号を入力する機能などが追加されている。

【著作権者】Studio ftn
【対応OS】Windows 98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】4.3 update:0221（06/02/22）