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FeliCaカードとリーダーを使用して出勤・退勤時刻を記録「JSTimeRecorder」メンバーごとにFeliCaの固有IDを登録し、PCをタイムレコーダー代わりに使用可能
“FeliCa”は、ソニー(株)が開発した非接触ICカード技術で、JR東日本のプリペイドカード“Suica”やプリペイド型電子マネー“Edy”などに採用されている。「JSTimeRecorder」は、このFeliCa方式のICカードがもつ固有IDをパソコン用のリーダーで読み取った時刻を、出勤・退勤時刻として記録できるソフト。記録した出勤・退勤時刻はCSV/XLS形式で出力可能。 カードの固有IDを利用するため、たとえば社員がすでにもっているFeliCaカードや、新たに配布するFeliCaカードをあらかじめ本ソフトに登録することで、本ソフトをインストールしたパソコンをタイムレコーダー代わりに利用可能。なお、FeliCaカードの読み取りにはソニー(株)製のUSB接続型FeliCaカードリーダー“RC-S310/320”が必要。また、XLS形式で記録データを出力する場合は「MS Excel」v2000以降が必要となる。 本ソフトで出勤・退勤時刻を記録するには、まず記録を行う社員やパート・アルバイトスタッフなどのメンバーを本ソフトに登録する。登録時は氏名や任意の“社員番号”などを入力したうえで、FeliCaカードの固有IDをリーダーで読み取ってメンバー情報に追加する。 設定後は、日付と時刻や操作用のボタンなどが大きく表示された“タイムレコーダー画面”を表示して待機状態となる。各メンバーは画面上のボタンで“出勤”“退出”“外出”“再入”のうち記録したい内容を選んだのち、FeliCaカードをリーダーに触れさせれば記録を行える。記録時は画面上に登録氏名を表示して、FeliCaカードが正常に認識されたことを確認可能。 記録データは、5/10/15/20/25日または月末日を締日として、1カ月分をCSVファイルやメンバーごとにシートを分けたXLSファイルで出力可能。出力される内容は日付ごとの“出勤”“退出”“外出”“再入”時刻で、1日に複数回記録を行った場合は、最初の1回以外は備考欄への出力となる。さらに記録データ全体は「MS Access」のMDB形式で保存されるため、「MS Access」を利用してさまざまな形式で出力可能。
【著作権者】(株)情報スペース
□JSTimeRecorder(Windows95/98/Me/ビジネス) (中村 友次郎)
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