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複数のEXE/DLLファイルを実行可能な形式のまま一括してサイズ削減「gui4upx」同梱の「UPX」を使用し、ドラッグ&ドロップでリスト登録した複数ファイルを圧縮
「UPX」はMarkus F.X.J. Oberhumer 氏とLaszlo Molnar 氏が制作したコマンドライン型の実行ファイル専用圧縮ソフト。EXE/DLLファイルを、実行や他ソフトからの利用を行える形式でもとの拡張子のまま圧縮するのが特長で、ユーザーはファイルが圧縮されていることを意識せずにソフトの起動などを行える。圧縮率はファイルによって異なるが、編集部にて複数のファイルで試用したところ、ほとんどのファイルがもとの半分以下のサイズまで圧縮された。 「gui4upx」は、この「UPX」をエンジンとして利用し、複数のEXE/DLLファイルを一括して圧縮できるソフト。「UPX」自体も同梱されているため、本ソフトをインストールするだけで圧縮を行える。 本ソフトで圧縮を行うには、まずEXE/DLLファイルを本ソフトのウィンドウにドラッグ&ドロップし、リストへ登録する。複数のファイルをドラッグ&ドロップして一括登録したり、複数のフォルダから次々と追加登録することも可能。 リストへの登録が完了したら、ツールバー上のボタンを押すだけで一括して圧縮が行われ、ファイルが上書きされる。圧縮時には、もとのファイル名の末尾に“~”を付加したバックアップが自動作成されるが、設定により作成しないことも可能。また圧縮後は、リスト上にもとのファイルサイズと圧縮後のファイルサイズ、圧縮率が表示される。 そのほか、すでに圧縮されているEXE/DLLファイルをリストに登録して、ファイルの復元を行うことも可能。ただし、編集部にて復元後のファイルを圧縮前のファイルとバイナリ比較したところ、わずかながら違いがあった。もとのファイルを完全に復元する必要がある場合は、バックアップを保管しておくとよいだろう。
【著作権者】Kawai 氏
□プログラミングの覚え書き (中村 友次郎)
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